西興部村猟区管理協会

第37回(2024年11月)

2024年11月29日(金)〜12月1日(日)「西興部ハンティングスクール」第37回西興部村猟区新人ハンターセミナー〈基礎編〉を開催し、酪農学園大学環境共生学類の伊吾田宏正准教授を講師として迎え、全道各地から9名の方々にご参加いただきました。

基礎編と応用編に分け実施しているこのセミナーでは、エゾシカの生態・獲物の探し方・銃の取り扱い方法・狙点の科学・射撃実習・解体及び料理法など、座学や実習を通して総合的な狩猟技術を学ぶことができます。
 

第37回新人ハンターセミナー報告

1日目

室内講義・射撃実習
 初日は集合の後、村内射撃場にて射撃実習(射撃はハンターのみ)を行いました。
その後公民館にて自己紹介などを行い、当協会事務局長による「流し猟の概要」「西興部猟区におけるエゾシカ地域管理の取り組み」について、伊吾田宏正講師による、銃の取り扱いについてや狙点・回収・解体の基本についてまとめた「シカ猟の技術」についてを受講しました。
    • 室内講義

      事務局長による室内講義

    • 室内講義

      伊吾田宏正講師による室内講義

    • 射撃実習

      射撃実習

2日目

流し猟
6:30、14:15頃よりガイド車3台でそれぞれ猟場へと向かいました。出猟は車を走らせシカの探索を行い、発見し次第車種が車から降りて発砲する「流し猟」と呼ばれる方法で行います。
今回は天候や環境に恵まれず、捕獲には至りませんでした。 
解体(剥皮・大バラシ・抜骨)・料理講習・ビームライフル実習・狩猟学実習
朝の出猟後休憩を挟み、事前に捕獲したシカを使用して「剥皮・大バラシ・抜骨」の実習を行いました。参加者の方々も質問を交えながら剥皮を実際に体験しました。
昼食の後「料理講習」を行い、当協会事務局長調理のもとシカ焼肉・シカカツなどの調理法を学びました。
その後「ビームライフルを用いた実習」を行い、様々な射撃体勢について等を学びました。
続いて、鹿牧場へ移動し「狙点の科学・シカの生態・距離の目測」の実習ののち、日没まで2回目の出猟を行いました。
 
    • 解体実習

      関節について学びました

    • 解体実習

      剥皮や骨の構造について学びました

    • 解体実習

      大バラシ、精肉について学びました

    • 調理講習

      事務局長による調理講習

    • ビームライフル実習

      ビームライフル実習

    • 懇親会

      2日目夜には懇親会も行われました

3日目

室内講義
最終日は伊吾田宏正講師よりシカの分類等をまとめた「シカの生態学」、鹿肉の成分や美味しく食べる方法等をまとめた「シカ肉の話」についての講義を受講し、最後に質疑応答とアンケートの記入を行い終了しました。 
    • 集合写真

      ご参加いただきありがとうございました!

お問い合せ先

特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会

  • 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
  • 電話:0158-87-2180
  • ファックス:0158-87-2180