協会概要
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西興部村猟区管理協会とは…?
私たちは北海道の西興部村においてエゾシカの有効活用を実践している特定非営利活動法人(NPO法人)です。
エゾシカによる農林業被害を軽減しつつ、エゾシカを地域資源として持続的に活用して西興部村の活性化に少しでも寄与したいと考えています。
単に狩猟として捕獲するのではなく、生態観察ツアーや写真撮影ツアーなどのエコツアーも企画しています。また、捕獲したエゾシカは、肉だけではなく、皮・角・内臓含めすべてを利用するシステムを作っていきたいと考えています。
エゾシカによる農林業被害を軽減しつつ、エゾシカを地域資源として持続的に活用して西興部村の活性化に少しでも寄与したいと考えています。
単に狩猟として捕獲するのではなく、生態観察ツアーや写真撮影ツアーなどのエコツアーも企画しています。また、捕獲したエゾシカは、肉だけではなく、皮・角・内臓含めすべてを利用するシステムを作っていきたいと考えています。
活動目的
1) エゾシカを地域の自然資源と位置づけ、狩猟によって個体数管理を行い、農林業被害を抑制すること
2) ガイド付きの狩猟によって安全な狩猟を実現すること
3) 入猟者の宿泊・飲食や地元ガイドの雇用により地域経済に寄与すること
4) 狩猟技術を蓄積し、初心者のハンターの育成を行うこと
設立背景
増えるエゾシカ減るハンター
北海道では東部地域を中心にエゾシカが爆発的に増え、1990年代から年間週十億円の農林業被害や数百件の交通事故が発生し、大きな社会問題となっています。これを受けて北海道はエゾシカ保護管理計画を策定し、フィードバック管理手法による科学的管理を開始しました。以来、個体数を減少させるため、大幅な狩猟規制の緩和を有害駆除の奨励により年間数万頭“害獣”を捕獲してきましたが、いまだに目標水準には到達していません。この原因としては、ハンター人口の減少や捕獲後の残滓処理の問題などが考えられますが、有効な解決策は見いだせないでいます。
私たちができること
このような状況のもと、私たちは“害獣”としてもシカを地域の“資源”として活用しようと、2004年から西興部村全域に猟区を開設して、ガイド付きハンティングによってエゾシカを地域の自然資源として積極的に管理していくという試みをスタートさせました。これまでの道によるとエゾシカの管理は全体的な枠組みで進められてきましたが、将来的には地域性に応じたきめ細かい管理が求められているといえます。西興部村猟区では独自の活動を通じて、エゾシカ地域管理システムのひとつのモデル構築を目指しています。
事業紹介
入猟事業
猟期は9月15日から4月15日まで(H26年度現在)であり、入猟者1組につき1名の地元ガイドがつくので安心安全な狩猟が楽しめます。
狩猟者教育事業
近年、日本のハンターは減少し、野生鳥獣による被害は拡大しています。この問題を解決するために、エゾシカを獲るところからおいしく食べるところまで「狩猟」をまるごと体験できるツアーや新人ハンター育成の場となるセミナー、学生を対象とした実習を開催し、野生動物管理の担い手としての次世代ハンターを育成しています。
新人ハンターやこれから狩猟を始めたいという方にオススメ
ハンティングやジビエ料理に興味がある方にオススメ
酪農学園大学や東北芸術工科大学などの実習を受け入れています。
環境教育事業
この活動を通して、調査研究などによって得られた知見を地域に還元しています。
調査研究事業
構成員
協会の構成員は地元猟友会(西興部部会)・西興部村養鹿研究会・(株)ホテル森夢などです。
また、この西興部村猟区管理協会を指導・監視する上部組織として「西興部村猟区管理運営委員会」が設置されています。
その構成員は西興部村・地元農協・地元森林組合・村商工会・猟友会興部支部・学術経験者など(ほかに指導助言者として、地元警察・網走支庁自然環境係・森づくりセンター)です。
また、この西興部村猟区管理協会を指導・監視する上部組織として「西興部村猟区管理運営委員会」が設置されています。
その構成員は西興部村・地元農協・地元森林組合・村商工会・猟友会興部支部・学術経験者など(ほかに指導助言者として、地元警察・網走支庁自然環境係・森づくりセンター)です。