第14回(2009年1月)
出猟実習
初日は午後2時の集合後、当協会伊吾田順平による「流し猟の概要」についての室内講義を行った後、参加者は2台のガイド車に分乗して出猟しました。
出猟して間もなく、道路から150メートル先の、切り立った斜面に大きなオスジカを発見しました。ハンターはショットガンでしたので、射程外ということで他のチャンスを探すことにしました。間もなく、緩やかな斜面の林の中に数頭のシカを目撃、距離100m。ハンターに居場所を伝え、準備に入りましたがシカは尾根を越えて見えなくなってしまいました。その後、先程のオスジカが出ていた場所に戻ると、シカはさっきとまったく同じ場所で木の皮を食べています。ハンターはシカにゆっくりと近づきます。鹿までの距離が100mほどになったところで、射撃体勢に入りますが、シカは針葉樹の中に隠れてしましました。鹿から目を離すと、10mほど横に1歳のオスジカを発見、ハンターを見るとその鹿の方をスコープで覗いています。ハンターは発射しましたが、シカは元気よく斜面を駆け上がってしましました。
その後、道路から230mの林の中に4頭のオスジカの群れを発見。ショットガンでは距離が遠すぎるので、伊吾田宏正さんがライフル銃で発砲。見事成獣オスジカを捕獲しました。
解体場に移動して、計測・内臓摘出・サンプル採取方法について学びました。
その後、室内に移動して、「当猟区の紹介」をスライドを使用して行いました。
出猟して間もなく、道路から150メートル先の、切り立った斜面に大きなオスジカを発見しました。ハンターはショットガンでしたので、射程外ということで他のチャンスを探すことにしました。間もなく、緩やかな斜面の林の中に数頭のシカを目撃、距離100m。ハンターに居場所を伝え、準備に入りましたがシカは尾根を越えて見えなくなってしまいました。その後、先程のオスジカが出ていた場所に戻ると、シカはさっきとまったく同じ場所で木の皮を食べています。ハンターはシカにゆっくりと近づきます。鹿までの距離が100mほどになったところで、射撃体勢に入りますが、シカは針葉樹の中に隠れてしましました。鹿から目を離すと、10mほど横に1歳のオスジカを発見、ハンターを見るとその鹿の方をスコープで覗いています。ハンターは発射しましたが、シカは元気よく斜面を駆け上がってしましました。
その後、道路から230mの林の中に4頭のオスジカの群れを発見。ショットガンでは距離が遠すぎるので、伊吾田宏正さんがライフル銃で発砲。見事成獣オスジカを捕獲しました。
解体場に移動して、計測・内臓摘出・サンプル採取方法について学びました。
その後、室内に移動して、「当猟区の紹介」をスライドを使用して行いました。
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室内講義の様子
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回収風景
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2日目は8時30分から出猟しましたが不猟でした。午前中は剥皮から大バラシ、ブロック分け、筋引き、抜骨について学びました。その後、鹿牧場に移動して、実物の鹿を利用して距離の目測を行いました。午後からは積雪期のシカの忍び猟を実践し、山スキーでの山野の移動方法、銃の安全な取り扱い、ストックや立木を使った銃の委託方法について指導を受けながら、シカの越冬場所を渉猟しました。沢の中に入ると、大きな斜面に30頭近くの鹿の群れを発見しましたが、いずれも遠距離ということで発砲には至りませんでした。その後、料理実習を行い、夜の懇親会で試食する、鹿焼肉、ホワイトシチュー、シカカツレツの仕込を行いました。
夜は懇親会を村内の小池食堂で行い、料理実習で仕込みをした料理のほかに、ローストとクマの骨付きあばら肉の中華風に込みを試食して自然からの恵みを堪能しました。
夜は懇親会を村内の小池食堂で行い、料理実習で仕込みをした料理のほかに、ローストとクマの骨付きあばら肉の中華風に込みを試食して自然からの恵みを堪能しました。
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剥皮の様子
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シカ牧場での距離の目測
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山スキー実習の様子
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男の料理教室
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懇親会の様子
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ジビエ料理を満喫
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3日目は特別講師の伊吾田宏正氏による「狩猟学」の室内講義を行い、シカの保護管理・銃と弾の準備・サイト(スコープ)の調整・射撃場での練習方法・弾道学・獲物の発見まで・発砲の原則・着弾位置の説明・命中後の痕跡・追跡・回収方法・内臓摘出・剥皮・大バラシ・保存・調理法などについて学びました。松浦友紀子氏からは「シカの生物学」の室内講義で、生活史・個体群動態モニタリング、「食肉衛生」についての講義がありました。
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室内講義の様子
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室内講義の様子
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