第4回(2005年2月)
第4回新人ハンターセミナー
より長距離の山スキー渉猟
積雪期のシカの忍び猟を実践し、山スキー*での山野の移動方法、銃の安全な取り扱い、ストックや立木を使った銃の委託方法について地元ベテランガイドの指導を受けながら、シカの越冬場所を渉猟しました。
*板の裏にアザラシの皮がはっており、登りで滑らない。
*板の裏にアザラシの皮がはっており、登りで滑らない。
-
-
山スキーをはいてシカの越冬地に向かいます
-
ストックを用いた銃の委託方法。
-
-
-
立木を使った銃の委託方法。
-
山スキーでの斜面の下り方。
-
-
-
大澤会長手作りの山スキー(キハダ)とストック。
-
初日は獲物はとれませんでした…
-
鹿牧場公園での狙点の確認
村内の鹿牧場公園で実際のシカを前に、体の向きや角度によって異なる狙点を確認し、クリーンキルの方法を学びました。
-
-
飼育されているシカを見ながら…
-
銃で狙う部位を確認しました。
-
解体・料理実習
まず2日目に村内のシカ肉解体処理場で事前に捕獲されたシカを用いて、剥皮・大バラシ(内ロース・前肢・背ロース・アバラ・後肢の分解)についての講習を行いました。その後、抜骨やブロック分けの実習を行った後、シカ丼とシカ汁を作り、おいしい獲物の食べ方を学びました。
-
-
首の外し方を習う
-
モモの抜骨方法。
-
見事新人ハンターによりシカを捕獲!
2日目の午後の出猟実習で、参加者の発砲により見事0歳のオスジカ1頭の捕獲に成功しました。捕獲したのは北見市の会社員の40台男性。銃はレミントン11-87。シカを自分で仕留めたのは今回が初めてでした。村内上藻地区の道々を車で移動中、斜面に出没していたシカを発見、約100m先のシカを立射、初弾によりシカは数m先に倒れました。
室内講義で狩猟の理論を学ぶ
北大の鈴木助教授と当協会伊吾田研究員によるエゾシカの生態と狩猟の技術についての室内講義で狩猟を体系的に学習しました。
今回は特に積雪期の猟について重点が置かれました。
今回は特に積雪期の猟について重点が置かれました。
今回のセミナーでも冬季における銃の取り扱いから獲物の探索・捕獲・解体・料理にいたる一連の狩猟技術について、実践重視の講習を実施することができました。今後も各季節に応じた内容のセミナーを随時開催していきます。