第17回(2011年11月)
本年度セミナーでは狩猟技術を総合的に学べる2泊3日のコースを、<基礎編>と<応用編>それぞれ1回ずつ開催します。前者は非積雪期の、後者は積雪期のエゾシカ猟実習を含みます。
<基礎編>ではエゾシカ流し猟・基本的な解体・射撃練習の安全確認の解説(射撃場での講義ではありません)、室内講義では流し猟の概要・狩猟技術・シカの生物学やシカ肉の特徴について学びました。
第17回新人ハンターセミナー
室内講義の様子
剥皮の様子
2日目は午前6時半に集合して、6名のハンターと一般参加者4名が3台のガイド車に分乗して出猟し、見事銃を所持して1年目のハンターさんが鹿の捕獲に成功しました。
続いて、解体処理場で「内臓摘出」を行いました。鹿牧場公園でシカの生態や狙点、距離の目測について、「解体実習」では剥皮から大バラシ、ブロック分け、筋引き、抜骨について学びました。
午後からは「料理実習」を行い、夜の懇親会で試食する、シカ肉のロースト、鹿焼肉、シカカツレツの仕込みを行いました。
その後、午後2時半から出猟し、成獣オスを1頭捕獲しました。
夜は懇親会を行い、料理実習で仕込みをした料理を試食しながら、全国各地で起きている野生動物の問題や銃についての意見交換などが熱心に行われました。
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全国からいろいろな意見が集まります
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小池食堂店主によるシカカツ
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室内講義の様子
3日目も早朝から出猟して、成獣のオスジカの捕獲に成功しました。朝食の後、室内講義を行い松浦友紀子氏から「シカの生物学」としてシカの分類・形態・生活史・個体群動態、「シカ肉の特徴」の講義がありました。その後意見交換会とアンケート調査に協力していただいて、セミナーを終了しました。