西興部村猟区管理協会

第10回(2008年2月)

2008年2月1日(金)~3日(日)、第10回西興部村猟区新人ハンターセミナーを開催し、特別講師に酪農学園大学生命環境学科伊吾田宏正氏を迎え、道内より4名、道外から7名、計11名の参加がありました。参加者のうち5名の方はハンターとしての参加でした。

出猟実習

 初日は午後2時に集合後ガイダンスを行い、早速出猟実習を行いました。
 参加者がそれぞれ3台のガイド車に分乗して出猟。何度かチャンスはあったが捕獲までには至りませんでした。

 2日目は午前中から昼食を挟んで午後3時まで出猟しましたが不猟に終わりました。
 例年ですとこの時期は雪が多くなり冬期のシカの主要な餌である笹や樹皮が食べにくくなるため、シカは餌を求め凍結した川の上を移動し、比較的雪の浅い日当たりの良い斜面に多く出没します。しかし、今年は例年に比べ積雪量が1/2程度の少なさで、鹿が山中で笹等の餌が食べられるため平地ではシカの出没が少ない状況にあると考えられます。そのような状況から今回は残念な結果となってしまいした。

料理実習

 その後、料理実習を行い、夜の懇親会で試食する、鹿焼肉、コムタンスープ、クマの角煮の仕込みを行いました。
 夜は懇親会を行い、料理実習で仕込みをした料理の他に、バラ肉とアキレス腱の煮込みとローストを試食して自然からの恵みを堪能しました。
    • 筋引きの様子

      筋引きの様子

    • ローストディアー

      ローストディアー

    • 懇親会の様子

      懇親会の様子

    • 室内講義の様子

      室内講義の様子

室内講義「狩猟学」

 3日目は特別講師の酪農学園大学 伊吾田宏正氏による「狩猟学」についてのパワーポイントによる室内講義で銃と弾の準備、サイト(スコープ)の調整、射撃場での練習方法、弾道学、獲物の発見まで、発砲の原則、着弾位置の説明、命中後の痕跡、追跡・回収方法、内臓摘出、剥皮、大バラシ、保存、調理法などについて学びました。今回はシカが捕獲できず、解体実習を行うことができなかったため、室内講義でその部分の内容の充実を図りました。