前日まで天候が悪かったため、プログラムを一部変更しコミュニティ&スポーツホールで開会式を行いました。その後、3班に分かれ各班で班長と副班長、チーム名を決めました。それぞれ、「サバイバルチーム」「ライオンチーム」「シカ大好きチーム」と名前も決まり、次にシカの食害木を使ってネームプレートを作りました。当日の天気は良かったものの、前日までの雨のため地面が乾いていない、夜間に雨が降る可能性があるという理由からテントは屋内に張ることにしました。

昼食をはさんだ後、予定では川で釣りを行う予定でしたが、前日までの雨により、川が増水しており、屋内プールで自由に泳ぎました。プールから上がった後は、森林公園へ移動し大学生の考えたネイチャーゲームや草笛を行いました。子供たちは大学生に草笛を教えてもらいましたが、きれいに音を出すのはなかなか難しく、子供もスタッフもみんな夢中になっていました。 

次に昆虫トラップを仕掛けに行きました。仕掛けた罠は、バナナの焼酎漬けを木に吊るしクワガタやチョウを捕まえるベイトトラップとプラスチックコップを地面すれすれに埋め、地表を歩く昆虫を捕獲するピットホールトラップの2種類です。班ごとにトラップを仕掛け、ベイトトラップは夜に、ピットホールトラップは翌日に見回り・回収を行いました。 

たくさん動いた後は、夕食の準備を行いました。この日のメニューはシカ肉カレーと飯ごうで炊いたご飯です。3杯もおかわりをする子もいて、みんなでおいしくいただきました。夜は、夕食前に仕掛けたトラップの見回りに行きました。トラップには、蛾しかいませんでしたが、道中の木ではスジクワガタのメス、街灯の下ではアカアシクワガタのオスやコガネムシの仲間が採れました。その後は、ホテル森夢で入浴し、一日目のプログラムを終了しました。 

翌朝は、9時から木登り・昆虫採集・トラップの回収と3つのプログラムを班ごとに体験しました。木登りでは、講師の先生を迎え森林公園内のカツラの木に9本のロープをかけ、ロープを使って木に登るツリーイングを行いました。去年もプログラムの一部として木登りを行ったので、経験者が多く、みんな上手に登っていました。昆虫採集やトラップの回収では、西興部村で採集された昆虫の標本を見たり、図鑑を使ったりして回収した虫の同定を行いました。 

最後に閉会式を行い、2日間のプログラムを終了しました。


「この活動は、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金交付により実施しています。」