H19子レンジャーサマーキャンプ1泊2日
西おこっぺ村子供自然教室①
1日目はまず初めに、時折小雨の降る中、キャンプ場の屋根のある屋外ステージで開会式を行い、開会の言葉と注意事項の説明があった後、各班のスタッフのリーダーと子供たちで役割分担と班の名前をみんなで話し合いました。各班ともローソン、ボンゴレ、子レンジャーなどのユニークな班名となりました。その後、ネイチャーゲームの「私は誰でしょう」と「コウモリとガ」を行いました。「私は誰でしょう」では村内に生息する動物を対象にして、子供たちの動物に対する理解を深めました。「コウモリとガ」ではまずコウモリの生態について学んだ後、コウモリとガに扮した子供たちが元気にグランドを走りまわっていました。
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グループ名は何にする?
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私は誰でしょう
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宿泊施設に移動して、各自持参のお弁当の昼食をはさんで、室内講義でこれから興部川探検で釣る「ヤマベ」と海に旅に出る「サクラマス」の一生についてスライドを使って学んだのち、興部川に移動してまず、笹舟を作って流し、川の水流の速さを測って、水流の早いところには行かないように心がけました。そして、柴付け漁という伝統漁法の仕掛けを設置した後、箱眼鏡で水中の様子を観察し、アミや釣りざおを使って、小魚やドジョウを捕獲して観察用トレイなどに移してゆっくり観察しました。突然の大雨に見舞われプログラムの途中で、公民館に避難することになりましたが、子供たちは普段体験することのない川遊びを満喫した様子でした。その後「バター作りを体験しよう」では農家さんより頂いた生乳を500mlのペットボトルに入れて子供たちに配り、バターになるまで一生懸命振り続けました。30分ほど振るとバターと液体に分離し始めてあちこちで子供たちの歓声が聞かれました。その後バターをアルミホイルに取り出し、塩を少量加えて練り、更に浸透圧により水分を出しました。出来上がったバターは翌日の朝食のサンドイッチでみんなで食べることにしました。夕食の飯ごう炊飯ではリーダーの指示に従ってみんなで火を起こしたあと、鹿と羊のジンギスカンを作り、子供たちは普段あまり食べることのない鹿肉を食べて「鹿なのか羊なのか分からない」といった声も聞かれて、用意された食材を完食しました。
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笹舟流し
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何かいるかな
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一番でかいの釣るぜ
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ウグイの中にヤマベの姿も
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バター作り
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鹿肉も美味しいね
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2日目はまず、昨日作ったバターでサンドイッチの朝食をとったあと、丸瀬布昆虫生態館の学芸員喜田和孝氏を特別講師にむかえ、昆虫に関する講義を受けました。この日もあいにくの天気で当初は森林公園で昆虫採集等を行う予定でしたが、室内で丸瀬布昆虫生態館の概要、昆虫についてのスライドを用いた室内講義と事前に仕掛けておいたトラップで採集した昆虫の同定を行いました。子供達は図鑑を用いて喜田氏の指導のもと、熱心にオサムシやゴミムシの同定を行っていました。最後に閉会式を行い、無事1泊2日の西おこっぺ村探検隊を終了しました。
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鹿肉も美味しいね
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いっぱい虫がいるね
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図鑑を使って同定です
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閉会式の様子
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