H25冬の森を探検しよう!
開催の様子
つぎに、森林公園へ移動し、スノーシューを履いて自然観察を行いました。初めてスノーシューを履く子もおり、子供たちは楽しそうに駆け回っていました。高学年チームと低学年チームに分かれ、それぞれで去年度にエゾシカにより食害を受けた木を観察したり、動物の足跡を発見したり、冬芽を観察したりしました。その後、エゾシカの季節移動を知るための調査方法である「テレメトリー調査」の体験を行いました。テレメトリー調査とは、シカに取り付けた発信機付の首輪から発せられる電波を八木アンテナと呼ばれるアンテナを使用して受信し、シカの位置を把握する調査です。西興部村では、2007年から15頭のエゾシカに首輪が取り付けられ、季節移動を調査されてきました(全15頭中2頭が狩猟により捕獲され、発信機が付いている個体は現在13頭)。この調査により、11頭は村内で移動を行い、1頭は夏に西興部で過ごし冬になると滝上に移動、3頭は夏に士別・下川で過ごし冬に西興部へ移動することがわかっています。今回は、事前に隠しておいた発信機付の首輪を、実際に八木アンテナを振って子供たちに探してもらいました。子供たちには少し重かったようですが、上手に方向を特定していました。
フィールドから戻るとお昼ご飯のシカすね肉のブラウンシチューが準備されており、おいしくいただきました。
最後に子レンジャー認定式を行い、西おこっぺ村ワイルドライフ教室全3回すべてに出席したものに認定証を授与しました。今年度は11名の西おこっぺ村子レンジャーが誕生しました。
「この活動は、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金交付により実施しています。」
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スノーシューを履いていざ出発!
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元気いっぱい!!
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いよいよテレメトリー調査体験!
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初めて見る道具に興味深々
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子供たちも体験しました
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しっかりモニターを見て方向を確認しています
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シカシチューおいしかった!
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