西興部村猟区管理協会

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H26フクロウについて学ぼう

 6月21日(土)、西興部村の小学生を対象に当協会主催、西興部村教育委員会、西興部村の後援で「フクロウについて学ぼう」を開催し、外部スタッフとして酪農学園大学学生3名を迎え、小学生25名の参加がありました。

開催の様子

室内講義
 まず、フクロウについての基本的なこと(いつ活動するか、何を食べるか、どこに住んでいるかなど)を説明しました。フクロウを見たことがあるか?を聞いてみると、10名程度が手を挙げてくれましたが動物園で見たという子がほとんどで、西興部村内で見たことがある子は3名もいました。
ペリットの分解の様子
 次に、フクロウのペリットを分解しました。ペリットとは、消化できなかった骨や毛をまとめてはき出したもので、何を食べていたかを調べることが出来ます。4~5人で一つのペリットを使い、骨と毛を分離させる作業を行いました。出てきた骨は、ルーペでよく観察した後、ネズミの骨格図の用紙の上に並べました。子供たちは興味津々で作業を行っていました。
    • ペリットの分解の様子
    • ペリットの分解の様子
    • ペリットの分解の様子
    • ペリットの分解の様子
 次に、高学年と低学年に分かれ、自然散策と郷土資料館で剥製の観察、ネイチャーゲームを行いました。森林公園では、遊歩道を歩き、フクロウのすみかとなる樹洞やフクロウのエサとなる小鳥やネズミ、ネズミのエサとなるクルミやドングリ、小鳥のエサとなる昆虫、昆虫のエサとなる植物などを探しました。フクロウが住める環境や食物連鎖を学び、生物ピラミッドの頂点にいるフクロウはたくさんの生物に支えられ生きていることを学びました。

郷土資料館では、フクロウの剥製と他の鳥類の剥製を見比べながら、夜に獲物を捕獲するために特化したフクロウの体の仕組みについて学びました。

ネイチャーゲームでは、酪農学園大生が考えた捕食者と獲物の関係を取り入れた鬼ごっこを行いました。フクロウ役の鬼がネズミ役を捕まえ、ネズミ役はクルミに見立てたあめをエサ場から巣へ持ちかえります。こどもたちは、元気に走り回り、楽しく自然の関係を学びました。

お昼にはシカ肉ハンバーガーを作り、おいしくいただきました。
    • 森林散策へ

      チェックリストを持って、自然観察に出発

    • 生物ピラミッド

      生物ピラミッドについて勉強しました

    • ネイチャーゲーム

      ネイチャーゲームの様子 低学年は大人がフクロウ役に

    • ネイチャーゲーム

      高学年は隠れ家をうまく使って巣まで戻ろうとしていました

    • 郷土資料館

      郷土資料館で剥製を見ながら体の構造を学びました

    • シカ肉ハンバーグ

      最後にシカ肉ハンバーガーを食べて、ワイルドライフ教室を終了しました。

 「この活動は、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金交付により実施しています。」