参加者の皆さんはお昼頃に村へ到着し、13時より流し猟にてシカの捕獲を行いました。出発直後から多数のシカを目撃することができ、とてもスムーズに捕獲することができました。
学生の皆さんもシカの発見から発砲、倒れるところまでしっかりと見学することができました。その後全員でカンジキを履き、雪の中を歩いてシカを回収しました。
解体場へ持ち込んだ後に捕獲個体の計測や内臓摘出を行い、衛生的な内臓の摘出方法や各内臓の形態、シカの栄養状態、健康状態を調べる方法や寄生虫についてなどを実際に触れながら学びました。
 

2日目は1日かけて山スキーの実習を行いました。スキー自体の体験が初めてな参加者もおり、午前中はまずスキー場にてスキーの扱い方や歩き方、斜面での曲がり方などの基本を一から学びました。
午後は実際に林内にて野生動物の痕跡などを探しながら、山スキーを扱う実習を行いました。スキー場では出来ていたことも現場となると難しく、転んでしまったり板が外れてしまったりとハプニングも多くありましたが、時間をかけてしっかりと山スキーについて学ぶことができました。
 

 午前中はシカの解体を行いました。剥皮や大バラシ、抜骨を行い学生の皆さんも実際に体験しながら学びました。簡単に見えても実際にやってみると難しく、なかなか上手く行かないこともありましたが皆さん真剣に向き合い学んでいました。
骨標本を用いて関節を見比べてみたり、年齢査定の方法なども学び、質問を交えながら楽しく学習していました。
午後はモデルガンを用いて銃器の安全な取り扱い方を学ぶ「安全管理実習」、競技用ビームライフルを用いて射撃姿勢について学ぶ「ビームライフル実習」を行いました。
実弾が発射されることはありませんが、銃の受け渡しから銃口の向き、引き金に指を入れないことなど、実銃を扱う際と同様の緊張感を持って学習しました。

最終日は村内の皮鞣し工房を見学し、道具の扱い方や工程のお話を聴いて実習は終了となりました。