西興部村猟区管理協会

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酪農学園大学(2014年10・11月)

 平成26年度10月17日~10月19日・11月14日~16日に酪農学園大学農食環境学群環境共生学類3年生の学生実習が行われました。A日程は学生8名、教員3名、スタッフ3名の計14名、B日程は学生12名、教員3名、スタッフ2名の計17名がそれぞれ3日間西興部村に滞在しました。当協会では現地でのサポートを行いました。

「酪農学園大学野生動物保全技術実習(西興部・秋編)」実施報告

 今回は、シカ猟と鳥猟実習をメインにビームライフル射撃や射撃場の見学などを行いました。
A日程では、まずシカ猟を行いました。2班に分かれ、上藻地区と中藻地区を廻ると開始10分ほどで、飼料用のトウモロコシ畑にたたずむオスジカを発見しました。距離は80mほど、右を向いてこちらの様子を伺っています。射手が車から降り、静かにバイポッドを立て、その場に座り、銃を構えます。引き金を引くとシカはその場に倒れ込みました。別の班も合流し、全員で回収を行いました。
    • 飼料用のトウモロコシ畑での捕獲。

      オスジカを捕獲。ネックショットのため、シカはその場に倒れました。

    • 全員でシカを引っ張ります

      このオスジカは127kgありました。回収も一苦労…

笛
B日程では、出猟前にエゾライチョウの鳴き声に似た音が出る笛をササで作りました。半数の学生が音の出る笛を作り、翌日の鳥猟で使用しました。シカ猟は、風が強く雪も降っていましたが、道路から林に入るシカを発見し、メスジカを仕留めることが出来ました。
    • 笛作り

      笛作り

    • 回収

      シカの引き出し作業の様子

    • 回収

      99kgのメスジカの捕獲に成功。

回収後は、解体場で内臓摘出を行い、1日目の実習を終了しました。  
    • 解体場にて内臓摘出
    • 解体場で内臓摘出を見学
2日目…
2日目は、シカの解体から始まりました。剥皮、大バラシ、抜骨を行い、学生も剥皮を一緒に行いました。皮は持ち帰り、ミョウバン鞣しを行うそうです。
    • 学生も剥皮を行いました。

      学生も剥皮を行いました

    • 抜骨

      抜骨の様子。ヒレ肉はこの日の夕食で焼き肉になりました。

午後は、鳥猟実習を行いました。A日程では、出猟前にササの笛を作成しましたが、音が出たのは2名ほどでした。出猟ではエゾライチョウやヒヨドリを狙い、林道を2班に分かれて歩きました。どちらの班も歩き始めて30分ほどでエゾライチョウを1羽捕獲しました。日没まで、トウモロコシ畑に出るキジバトを狙いましたが、捕獲には至らず、この日の猟果はエゾライチョウ2羽となりました。B日程では、林道を2班に分かれて歩きましたが、チャンスがあまりなく、猟果はヒヨドリ1羽となりました。 
    • 鳥猟実習

      林道を2班に分かれて歩きました

    • この日の夕食に食べたエゾライチョウのサムゲタン

      夕食においしくいただきました。エゾライチョウのサムゲタン

その後は、捕獲したエゾライチョウやヒヨドリの下処理やビームライフル実習を行い、夕食では、今回捕獲したエゾライチョウのサムゲタンとシカヒレ肉の焼き肉をおいしくいただきました。 
    • ビームライフル実習
3日目…
最終日には、シカ皮クラフトの話とシカ残滓処理施設の見学、射撃場でのライフル射撃を見学し実習を終了しました。 
    • 鹿革クラフトの話

      鹿革クラフトの話

    • 鹿革クラフトの話

      「西興部エゾシカクラフトサークル(NECC)」の方にお話しいただきました。

    • クラフト作品

      NECCで行っているクラフト作品

    • ライフル射撃を見学

      ライフル射撃を見学

    • ライフル射撃を見学

      当たった場所の確認