東北芸術工科大学(2007年8月)
東北芸術工科大学学生実習
初日は14:00西興部村到着後、カラフトマスの遡上を村内を流れる藻興部川で観察した後、鹿猟見学実習(日没18:17)を行った。この日は鹿との出会いは数回あったものの残念ながら捕獲には至りませんでした。懇親会では新レシピ
となるエゾシカのタイ風炒めやエゾシカボールも登場し、自然の恵みを堪能しました。
となるエゾシカのタイ風炒めやエゾシカボールも登場し、自然の恵みを堪能しました。
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カラフトマスの遡上の観察
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カラフトマスの遡上
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2日目は早朝4:00に起床後、前日に引き続き、鹿猟見学実習を行いました。この日も鹿の出没が遠距離であることや、警戒心が強く捕獲には難航し、時間は6:30をまわっていました。この時期のシカの出没状況は日出直後と日没直前に限られてくるため、6:30という時間では出没の確立が低くなるため、捕獲を諦めかけましたが、運良く中藻地区で道路から約50mの距離の牧草地で鹿を発見。銃から発射された弾は見事首に着弾し、鹿はその場に倒れました。 学生たちは今起こった現実に戸惑いながら、一生懸命捕獲された鹿の回収を行い、失われた命の重さを感じました。午前中は村内の鹿肉処理施設をお借りして、繁殖学的資料の採取、衛生的な内臓摘出の技術講習、狩猟資源としての解体実習を行い、剥皮・大バラシについて学びました。内臓摘出の際に気分の悪くなる学生もいましたが、その後は積極的に剥皮を体験するなど、少しずつ先ほどの出来事を自分の中で消化している様子でした。その後鹿牧場でシカの生態について学びました。この時期のオス鹿の角はまだ袋角で英語ではベルベット(velvet=ビロード)と呼ばれ非常に手触りがよく、角に触れている学生もいました。
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1才のメスジカ
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回収の風景
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剥皮の様子
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抜骨の様子
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午後は室内講義では酪農学園大学の伊吾田宏正氏より猟区の取り組みについてと、当猟区の大澤会長より手作り山スキーのお話や皮なめしについて伺いました。夜は鹿肉バーベキューを行い、鹿の焼肉やマスのチャンチャン焼きを食べて、西興部での最後の夜を満喫しました。
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鹿牧場
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室内講義の様子
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手作りスキーのお話
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鹿肉BBQ
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