酪農学園大学(2013年2月)
3泊4日の日程で学生13名、学生スタッフ・教員含め計19名の参加がありました。当協会では現地でのサポートを行いました。
2012年度酪農学園大学生命環境総合実習(冬編)開催報告
今回の実習では、シカの捕獲や解体実習に加え、シカの栄養状態・年齢査定などサンプリングの方法を学びました。まず、西興部村に到着した学生たちは各自昼食をとり、すぐに出猟実習へ。伊吾田宏正准教授と松浦友紀子特任准教授が射手となり、シカを捕獲するのをバスの中から見学しました。実習開始から1時間が経ったころ、沢にいた親子ジカの捕獲に成功。車までの運搬は学生が中心となり引っ張りましたが、慣れないカンジキとシカの重みで斜面を上げることに手こずっている様子でした。翌日に行われた解体実習では、栄養状態の悪い個体の大腿骨と正常個体の大腿骨を比べ、栄養状態の調べ方を学びました。午後は八木アンテナにより電波発信機の付いたシカの位置の特定を行う「テレメトリー調査」を行い、夜にはエゾシカの個体数調査法の一つである「ライトセンサス調査」を行いました。
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出猟の様子
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捕獲されたシカをみんなで運びます
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捕獲状況の説明
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解体の様子
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栄養状態が悪いと大腿骨の中がゼリー状に
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八木アンテナにより電波発信機の付いたシカの位置の特定を行います
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3日目には、エゾシカ観光牧場で実際にエゾシカを見ながら生態について学びました。その後、狩猟のために除雪されている林道を歩き、エゾシカの食痕やウサギ・エゾリスの足跡を観察しました。上空には、オオワシやオジロワシが飛び、初めて見る学生が多かったのか大きな歓声が上がっていました。午後は、シールつきの山スキーを履いて森林公園を散策し、展望台まで上りました。山スキーに慣れていない学生達は転びながらも楽しそうに冬芽や痕跡の観察を行っていました。
宿泊はログハウス、食事は生活改善センターで学生達が自炊しましたが、3日間とも夕食はシカ肉を食べ、充実した4日間となりました。
宿泊はログハウス、食事は生活改善センターで学生達が自炊しましたが、3日間とも夕食はシカ肉を食べ、充実した4日間となりました。
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エゾシカ観光牧場で実際にエゾシカを見ながら生態について学びました
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狩猟のために除雪されている林道を歩きました。
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オオワシを発見
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山スキー実習、宮の森をスキーで歩きました
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みんな真剣です
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展望台に到着
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見事に“ディアライン”が出来ています
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食事は生活改善センターで学生達が自炊しました。 もちろんシカ肉です。
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