酪農学園大学(2006年9月)
「生物分類技能検定予備講座(生物多様性調査)」の模様
ログハウスでガイダンス
2日目は午前中、村の概要説明、地域環境学科4年生の学生による衛星画像解析結果の解説、西興部村の植生・鳥・魚・哺乳類の分布状況、調査方法の説明が行われました。
午後は村内の札滑地区でクマ・シカなどの痕跡調査を行った後、森林公園で樹木や草本、キノコ類の同定方法を学習しました。その後、室内に戻り昆虫・魚類調査の打ち合わせ行い、魚類調査に使用する投網の投げ方の練習を行いました。
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クマ・シカなどの痕跡調査
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樹木や草本、キノコ類の同定方法を学習
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虫網を用いて昆虫調査
午後は中藻地区で虫網を用いて昆虫調査を行いました。調査個体はチョウ類、ハチ類、トンボ類、甲虫類でした。夜は懇親会を行い鹿焼肉・鹿ロースト・マスのチャンチャン焼などを堪能しました。
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投網
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タモ網
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4日目は午前中、北海道大学大学院獣医学研究科が行う鹿の麻酔捕獲を見学しました。その後、森林公園で虫網・トラップ(牛乳パックまたは紙コップの中に腐肉などを入れて倒木や腐朽木付近に埋める)を用いて昆虫の調査を行いました。甲虫類・チョウ類・ハチ類・トンボ類だった。午後は興部川本流上流域の魚類調査を行いまし。調査個体はニジマス・エゾイワナでした。
その後、室内に戻り採集した蝶類・トンボ類などを展翅板・マチ針を用いて標本処理を行いました。
その後、室内に戻り採集した蝶類・トンボ類などを展翅板・マチ針を用いて標本処理を行いました。
室内講義
学生からは「この実習を通して自然について様々なことを学び、生物技能試験についての対策強化になった他、新しい体験や自然についての知識を溜め込むことができるなど、自分にとってここで行った体験はとても大きな成果につながったと思う。」などの感想が寄せられました。
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魚類調査
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捕獲された魚
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