酪農学園大学(2019年2月)
シカ捕獲認証制度(DCC)
「酪農学園大学野生動物保全技術実習(冬編)」実施報告
1日目…シカ猟実習
初日は13時から流し猟を行いました。前半はシカを捕獲する瞬間を見ることはできませんでしたが、後半ではシカの発見から発砲するまでを見学し、捕獲されたシカが倒れた場所まで登って学生の皆さんで引き出しを行いました。その後、解体場で計測と内臓摘出を行い、衛生的な内臓摘出の方法を学びました。また、内臓の各器官の形態やシカの栄養状態、健康状態を調べる方法、肝臓の寄生虫である肝蛭(かんてつ)のことなどを学びました。
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バスに乗り込み、流し猟見学に向かいます
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道中、離れた斜面にいるシカを目視しました
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シカを捕獲後、捕獲された状況について解説を受けます
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スノーシューを履いてシカを引き出していきます
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シカの体サイズの計測、内臓摘出、シカの健康状態をチェックします
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2日目…解体実習・安全管理実習・ビームライフル実習
翌日は、午前中にシカの解体を行い、剥皮から大バラシ、抜骨まで行いました。学生の皆さんも剥皮、大バラシを体験し真剣にメモや写真をとっていました。午後はモデルガンを用いて銃器の安全な取り扱い方を学ぶ安全管理実習、競技用ビームライフルを用いて射撃姿勢について学ぶビームライフル実習を行いました。実際に弾が発射されることはありませんが、発射まで引き金に指は入れないなど、実際に銃を使用する際と同様の緊張感を持って臨みました。
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西興部村の解体場について説明を受けます
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各部位のどこに刃を入れるかポイントを学びます
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学生の皆さんも実際に解体を体験します
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最後にブロック分けを行い、解体は完了です
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安全管理実習の様子
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模型のシカに対し、発砲可能な状況であれば発砲姿勢を取ります
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ビームライフル実習の様子
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立射や座射など、様々な姿勢を試します
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3日目…山スキー
実習最終日には、シールつきの山スキーを履いて宮の森を歩く山スキー実習を行い、12時に終了しました。
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後半組では中原会長の昔の山スキーを説明していただきました
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最初は歩くのもやっと
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なかなか斜面が登れません
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帰り道は滑り降りていきます
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