酪農学園大学(2015年2月)
「酪農学園大学野生動物保全技術実習(冬編)」実施報告
1日目…シカ猟実習
初日は13時から流し猟を行いました。開始早々に3頭のシカを発見しましたが、距離が遠く川向のため見逃しました。しばらく走ると左側の斜面で4頭発見し、特任教授の松浦氏が車から降り、発砲の準備を行います。除雪で高くなった道路用地外へ上がっている間にシカが走り始めましたが途中で立ち止まり、発砲しました。シカが勢いよく走ったため、射手2名は様子を見に行きましたが、斜面を50mほど登ったところで絶命しました。学生たち全員でシカが倒れた場所まで上り、引き出しを行いました。周囲には、樹皮を食べられたニレがありました。その後、解体場で計測と内臓摘出を行い、衛生的な内臓摘出の方法を学びました。今回捕獲したのは、オスの0歳で体重は41kgでした。
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シカが倒れた場所で、狙撃の状況説明を聞く
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全員で引き出し作業。樹皮を食べられたニレが目立つ
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2日目…解体・スノーモービル・ビームライフル実習
翌日は、午前中にシカの解体を行い、剥皮から大バラシ、抜骨まで行いました。午後は、積雪期に重要な移動手段となるスノーモービルの運転練習を行いました。学生たちは雪まみれになりながらも楽しんでいる様子でした。その後、光で的を射る“ビームライフル”とモデルガンを用いて射撃の実習を行いました。
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解体の様子
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抜骨の様子
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スノーモービル実習
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スノーモービル実習
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ビームライフル
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ビームライフル
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3日目…山スキー
実習最終日には、シールつきの山スキーを履いて森林公園を散策し、哺乳類の痕跡調査を行いました。新鮮な足跡を追っていった先にクルミを食べるエゾリスを発見し、頭上を通過するオオワシやウサギの足跡などを観察し、12時に終了しました。
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山スキー
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新鮮な足跡を追っていった先にクルミを食べるエゾリスを発見
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