酪農学園大学(2007年9月)
「酪農学園大学生命環境学科生態システム論」
初日はまず午後2時の集合後、有害駆除で捕獲されたヒグマ(330kg)の捕殺場面に立ち会うことができ、回収、内臓摘出を見学することができました。学生たちは捕殺されたヒグマを緊張した面持ちで見学していました。回収には学生何名かの手伝いもあり、総勢10名ほどでピックアップトラックに積み上げました。
夜は鹿肉バーベキューを行い、鹿焼肉や先ほど捕獲されたクマのレバーやハツの焼肉を味わいました。
夜は鹿肉バーベキューを行い、鹿焼肉や先ほど捕獲されたクマのレバーやハツの焼肉を味わいました。
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ヒグマを前に神妙な面持ちです
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ヒグマの回収風景
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2日目は午前中、北海道大学大学院獣医学研究科が行う鹿の生態捕獲を鹿牧場で見学しました。午後は森林公園で小哺乳類の調査として、ネズミ・トガリネズミ類を対象にした捕獲ワナのシャーマントラップ・パンチュートラップ・墜落ワナとコウモリ生態捕獲用のカスミ網の設置をそれぞれ行いました。夜はコウモリの生態捕獲調査を行いました。設置したカスミ網の脇で約2時間コウモリが捕獲されるのを、コウモリが出す超音波を人間が聞こえる周波数に変換することのできる「バットディテクター」という機械をかざしながらコウモリの出没を待ちましたがこの日はあいにくの雨模様ということもあってコウモリの捕獲はできませんでした。
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コウモリ捕獲調査
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シカ生態捕獲
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3日目は午前中、昨日設置したワナの回収を行い、エゾヤチネズミ・ヒメネズミ・アカネズミが20匹捕獲されました。午後は捕獲されたネズミでフラットスキン標本を作製しました。夜は先日捕獲できなかったコウモリの生態捕獲調査とライトセンサス調査を行いました。この日もあいにくの雨模様ということでコウモリは捕獲できませんでした。ライトセンサス調査では忍路子地区の約10kmの調査距離で約30頭ほどの鹿が目撃できました。
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ネズミの回収の様子
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フラットスキン標本製作
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4日目は終日、3班に別れ興部川でびんどう、投網、刺し網、電気ショッカー、たも網を用いて、魚類の捕獲調査と補虫網を用いた昆虫捕獲調査を行いました。カラフトマスやヤマベ、トミオ、スナヤツメなど7種類の魚類が捕獲されました。昆虫捕獲調査では甲虫類・チョウ類・ハチ類・トンボ類など約100種以上捕獲することができました。夜の懇親会では鹿焼肉や昨日捕獲されたヒグマの焼肉・角煮を味わいました。
今回の調査で捕獲されたサンプルは大学に持ち帰り、同定を行った後西興部村の生物多様性の把握のために目録を作成します。
今回の調査で捕獲されたサンプルは大学に持ち帰り、同定を行った後西興部村の生物多様性の把握のために目録を作成します。
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網の仕掛に向かいます
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電気ショッカー捕獲の様子
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