酪農学園大学(2015年10月)
酪農学園大学野生動物保全技術実習(西興部・秋編)実施報告
今回は、シカ猟と鳥猟実習をメインにビームライフル射撃や射撃場の見学などを行います。実習初日には、翌日の鳥猟で使用するエゾライチョウの鳴き声を真似るササ笛を作りました。次に、シカ猟実習を行いましたが、残念ながら捕獲には至らず1日目の実習を終了しました。
2日目は、朝5:30から再度シカ猟を行いました。2グループに分かれ、それぞれ上藻地区と札滑地区へ向かいます。上藻地区では、シカ数頭との出会いはあるもののチャンスに恵まれずにいました。札滑地区から捕獲の知らせがあり合流、捕獲状況の説明を受けた後、全員で回収を行いました。捕獲されたのは2才のオスで体重97㎏の個体でした。解体所へ場所を移し、シカの解体が始まりました。内臓の摘出、リンパや肝蛭、各臓器の解説を受け、剥皮、大バラシ、抜骨を行い、学生も剥皮を一緒に行いました。解体を終えて、歯によるシカの年齢査定方法を学びました。
午後は、鳥猟実習を行いました。1日目に作ったササ笛を吹きながら林道を2班に分かれて歩きます。エゾライチョウとの遭遇がありましたが、両班とも捕獲には至りませんでした。その後は鹿皮クラフトの話とビームライフル実習を行い、夕食ではシカ肉のBBQや鮭のチャンチャン焼きなどをいただきました。
最終日には、シカ残滓処理施設の見学、射撃場でのライフル射撃を見学し実習を終了しました。
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