酪農学園大学(2007年7月)
「狩猟免許取得およびハンティングガイド・自然ガイド養成予備講座」
初日は西興部村に22:00到着後、翌朝の鹿猟見学実習に備えて、就寝しました。2日目は早朝3:00に起床後、早速鹿猟見学実習(日出3:51)を行いました。出猟後早々約50m先にメスの成獣を発見。射手が車から降りると鹿は逃走したが周りを警戒しながら鹿は立ち止まり、初弾で見事に鹿はその場に倒れました。はじめはあまり鹿に近寄らなかった学生たちも、鹿に近づき鹿に触れると「あたたかい」など今まで生きていた鹿に対しての素直な感想が聞かれた。回収は学生たちが行い、命の重さを感じました。その後村内の鹿肉処理施設をお借りして、繁殖学的資料の採取、衛生的な内臓摘出の技術講習、狩猟資源としての解体実習を行い、剥皮・大バラシについて学びました。
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回収風景
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ヒグマの生態解説
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解体の様子
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解体の様子
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午後は村内を流れる興部川で渓流釣り実習を行い、ヤマベとウグイの釣果がありました。その後、解体実習の後編としてブロック分けについて学び、事前に狩猟で捕獲された鹿を用いて夜の懇親会で試食する焼肉とローストの調理実習を行いました。懇親会では鹿肉をはじめて食べる学生もいて自然の恵みを堪能した。食後、昆虫採集用にライトトラップを設置しました。
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渓流釣り実習
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ブロック分けの様子
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3日目はまず、村内の森林公園で森林ウォークを行い、北方針広混交林の植生を観察や、森林公園に生息する小動物についてレクチャーを行いました。その後室内講義では酪農学園大学の伊吾田宏正氏より猟区の取り組みについてご講演頂き、当猟区の伊吾田順平より狩猟制度や法規制についてのレクチャーがあった。午後は村内の鹿牧場で鹿の生体について学習しました。
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森林ウォーク
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室内講義の様子
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