H29エゾシカエコツアー(9/22~24)
2017年9月22日~24日、エゾシカエコツアー2017 in fall~ハンティングからジビエ料理までのスローな旅~を開催しました。このツアーは「エゾシカの多様な魅力と、西興部村の雄大な自然を一人でも多くの人に体験していただくこと」を目的とし、今回は道内2市町村、東京、福岡、千葉、大阪から8名の参加がありました。
開催の様子
その後、皮なめしについてのレクチャーを行い、シカ革クラフト体験を行いました。ひも状に裁断した革を編み込み、キーホルダーと端切れを利用し焼印やスタンプを押したレザータグを作り、完成した作品は参加者の皆さんにお土産としてお持ち帰りいただきました。また、早めに編み終わった方から、ビームライフルを体験しました。
休憩をはさんで、ジビエBBQを行いました。メニューはシカ肉ハンバーガー、シカ肉ホットドッグ、シカモモの丸ごとロースト、シカバラ肉のコリアンBBQ、シカスネ肉のポトフ
、ベイクドポテト、とろとろのカチョカバロのせ、野菜のカクテルの全7種類です。ほとんどの参加者の方はシカ肉を食べた体験はありましたが、完璧な処理をされた臭みのないシカ肉料理に驚きの様子でした。
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骨格標本を用いて野生動物について学びます
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室内講義の様子
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シカ革クラフト中 皆さん真剣です
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ジビエバーベキュー
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朝食休憩をはさんで、解体を行いました。参加者のみなさんも剥皮を体験しました。抜骨を見学し、エゾシカがだんだんと食肉に移り変わる様子を体験しました。その後、森に移動して「木こり体験」を行いました。
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衛生的なシカの解体を学びます
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いきものから食肉に移り変わっていきます
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木を倒すコツを教えていただきます
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ノコギリやオノを使って、木に切れ込みを入れていきます
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お昼休憩は刈り取った後の牧草地で行いました
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渓流釣りの様子
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キノコ狩り
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飲み物はビールのほかシカ肉やバーベキューに合うようなワイン、日本酒も用意されており、賑やかなジビエ試食会になりました。マツタケは人気が高く、マツタケご飯は一瞬にしてなくなりました。
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夕食のスタートです
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萩原牧場産牛乳を使用したアドナイチーズとフレッシュオリーブの盛り合わせ
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最終日は、鹿牧場を見学しました。大きく伸びた角のオスや冬毛になりつつあるシカを観察し、エゾシカの生態について勉強しました。6月に生まれたばかりのバンビに「かわいい!」という声が寄せられたり、間近で見られるエゾシカを写真に撮ったり、餌をやったりとエゾシカと触れ合いました。
その後、北海道でも数少ない、昔ながらの放牧で乳牛を育てている「萩原牧場」を見学させてもらいました。この日は晴天で、気温も高かったせいか牛は風通しの良い高台にいました。普段よく目にするホルスタイン以外にもジャージーやブラウンスイスなどの牛も見ることができました。
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シカ牧場のエゾシカ達と触れ合います
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立派な角が育っています
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牛達と間近で触れ合います
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今回のツアーでは鹿肉ジビエ料理、ハンティング見学、鹿皮クラフトに加えて、渓流釣りやキノコ狩りなど西興部村の自然資源を活用したプログラムを体験して頂きました。北海道オホーツクにある西興部は、四季折々様々な魅力を見せてくれます。それぞれの季節に対応したプログラムとエゾシカの魅力を今後とも発信していきたいと思っています。
お問い合せ先
特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会
- 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
- 電話:0158-87-2180
- ファックス:0158-87-2180