H25エゾシカエコツアー
第3回エゾシカエコツアー
1日目まずはシカ革クラフト
1日目は午後2時半集合の後、スライドを使って西興部村猟区の紹介やシカの皮なめしについて解説した後、シカ革クラフトを体験しました。ひも状に裁断した革を編み込み、キーホルダーを作りました。完成した作品は参加者の皆さんにお土産としてお持ち帰りいただき、早速カバンに付けている方もいました。
ナイトアニマルウォッチング
休憩をはさんで夜7時に集合し、ナイトアニマルウォッチングを行いました。車内からスポットライトを照らし、夜間に牧草地に出没する野生動物を観察します。あたりが暗くなるのを待ってライトをつけるとライトに反射して光る眼が見えました。今回は、約20頭ほどのエゾシカを観察することが出来ました。小鹿の姿もあり、鳴き声を聞くことも出来ました。参加者の方々は市街地から近い場所にエゾシカがいることに驚いた様子でした。
2日目 いよいよ出猟
2日目は早朝4時に集合して、今回のメインプログラムであるエゾシカハンティング見学に出かけました。車を走らせシカを見つけ次第、車外から撃つ「流し猟」といわれる方法で猟を行います。シカを驚かせないためにシカを仕留めるまで射手以外は車の中で待機します。日の出から、何頭かのシカは姿を見せてくれましたが、捕獲することが出来ませんでした。今回は発砲することなくハンティング見学は終了しましたが、射手がエゾシカに接近する緊迫した雰囲気を体感できました。バンビやタヌキの子供も観察できました。
鹿牧場見学
朝食後は、鹿牧場を見学しました。大きく伸びた袋角のオスや鹿の子模様の夏毛を観察し、エゾシカの生態について勉強しました。参加者の方々は間近で見られるエゾシカに写真を撮ったり、餌をやったりして楽しんでいる様子でした。
解体実習
林道ツアー
その後、解体場から市街地付近へ抜ける小さな峠を通り、道中にヒグマの足跡や糞、ヒグマの採食物であるヤマグワやサルナシの実を観察しました。参加者の方々はヒグマの糞の大きさに驚いていました。
渓流釣り
ジビエ料理&試食会
ジビエ料理実習ではコリアンバーベキューやシカ肉の柔らかスモーク、シカ肉ハンバーグやローストディアの仕込みを行いました。夕食のメニューは仕込んだ料理のほかにシカ肉ハンバーガーや漬物カクテル、バターたっぷりのジャガイモのホイル焼きなどでした。飲み物はビールのほかシカ肉やバーベキューに合うようなワインも用意されて、賑やかなジビエ試食会になりました。
3日目 氷のトンネル見学
今回のツアーでは鹿肉ジビエ料理、ハンティング見学、鹿皮クラフトに加えて、渓流釣りや氷のトンネル見学など西興部村の自然資源を最大限に活用したプログラムを体験して頂きました。北海道オホーツクにある西興部は、四季折々様々な魅力を見せてくれます。それぞれの季節に対応したプログラムとエゾシカの魅力を今後とも発信していきたいと思っています。