H29エゾシカエコツアー(5/12~14)
2017年5月12日~14日、西興部エゾシカエコツアー2017 in spring~ハンティング見学からジビエディナーまで~を開催しました。このツアーは「エゾシカの多様な魅力と、西興部村の雄大な自然を一人でも多くの人に体験していただくこと」を目的とし、平成23年度から開催しています。今回は道内3市町村、神奈川県、埼玉県、兵庫県から9名の参加がありました。
開催の様子
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野生動物の骨格について勉強中
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シカ革の実際の感触を確かめます
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シカ革クラフト中 皆さん真剣です
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メニューはシカ肉サラダ、アドナイのチーズ・オリーブの盛合せ、シカ肉と山菜のグリル、イノシシ前脚のオッソブーコ風煮込み、タコス、ジャンバラヤ、コゴミのマヨネーズ和え、イタドリのおひたしなど全7品でした。参加者の方の中にはジビエを始めて食べた人もおり、「全然臭みがない」「どのようにすれば臭みが残らないのか」など活発な意見が出ました。また山菜料理も食べ、初めて食べる味に様々な感想が寄せられました。
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豪華なジビエディナーのはじまりです
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にぎやかなディナーとなりました
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コゴミのマヨネーズ和え
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日の出とともに出発です
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捕獲成功 全員で回収します
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朝食後は解体見学を行いました。村内の解体場を使用し、参加者の方々も剥皮を体験しました。また抜骨を見学し、シカがだんだんと食肉に移り変わる様子を見学しました。
その後、森に移動して「木こり体験」を行いました。
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衛生的な解体を学びます
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抜骨も見学します
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きこり体験
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木に切り込みを入れ、倒します
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ランチはではシカのローストサンドと、ドリップコーヒーをいただき、午後は山菜採りを行いました。山菜取りでは2mもの高さの笹が覆いかぶさっている、まさに「道なき道」の林道を走り、転げ落ちるような斜面に生える行者ニンニクや幹にとげがあるタラの芽の採取を行いました。採取した山菜は夕食でおいしくいただきました。
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セルフで自分好みのサンドウィッチを作ります
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斜面に生えている山菜を発見、採取しました
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自分より背の高いササにびっくりです
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三菜の山盛り ディナーでいただきます
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夕食のシカ肉&山菜クッキングのメニューは、オイルフォンデュ(シカ肉と各種山菜)、シカカツレツ、ウドとトキシラズのグラタン、行者ニンニクのペペロンチーノ、フキノトウの春パスタ、ハンバーガー、ホットドッグ、ポトフ、会長が作るタランボの卵とじなど全9種でした。オイルフォンデュでは行者ニンニク、コゴミ、ウド、ハリギリ、タラの芽のフリットを自分たちで調理し、食べました。さらに、サプライズで会長自ら西興部の伝統食である「タランボの卵とじ」のクッキング教室を行なっていただきました。
その後、GA KOPPERの談話コーナーで親睦会が行われ、雰囲気の良いおしゃれな空間でシカ肉や山菜、田舎暮らしなどについて夜遅くまで意見交換が行なわれました。
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山菜やシカ肉をオイルフォンデュします
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サプライズ!会長が作るタランボの卵とじ
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その後、鹿牧場を見学しました。少し伸びた袋角のオスや冬毛から夏毛に変わる時期のシカを観察し、エゾシカの生態について勉強しました。「かわいい」や「やせている」などの声が寄せられたり、間近で見られるエゾシカを写真に撮ったり、餌をやったりとシカと触れ合いました。
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シイタケの菌打ちの指導を受けます
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シイタケの菌打ち体験
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シカ牧場のエゾシカ達
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角拾いもしました
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今回のツアーでは鹿肉ジビエ料理、ハンティング見学、鹿皮クラフトに加えて、山菜採りやシイタケの菌打ちなど西興部村の自然資源を活用したプログラムを体験して頂きました。北海道オホーツクにある西興部は、四季折々様々な魅力を見せてくれます。それぞれの季節に対応したプログラムとエゾシカの魅力を今後とも発信していきたいと思っています。
お問い合せ先
特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会
- 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
- 電話:0158-87-2180
- ファックス:0158-87-2180