H27第1回シカ捕獲認証制度(DCC)西興部実習
9月12日、9月13日の2日間、第1回となるDCC1の実習が西興部村で行われました。
DCCとはシカ捕獲者の教育と認証を行うシカ捕獲認証制度(Deer Culling Certificate)のことで、今年度一般社団法人エゾシカ協会により創設されました。
目的については以下エゾシカ協会HPより抜粋します。
「日本全国でシカ問題が激化しており、各地域で個体数調整事業が実施されています。この多くは、一般狩猟者に依存した取り組みが主ですが、その一般狩猟者は高齢化と減少が深刻化しています。そのため、シカ管理の新たな担い手の育成と活用のための体制整備が急務となっています。また、効果的なシカ対策のためには、シカの生息状況、社会的制約、地理的状況等を考慮する必要があることから、新たな担い手を中心とした地域主体の野生動物管理体制の構築が必要です。シカの管理と活用の先進地であるイギリスでは、シカ捕獲者の育成プログラムとその知識と技術を認証する制度が整っており、今後の日本の野生動物管理体制の構築の参考になると考えられます。
そこで、エゾシカ協会では平成27年度より、シカ捕獲者の教育と認証を行うシカ捕獲認証制度(Deer Culling Certificate: 以下DCC)を実施します。DCCでは、シカの捕獲に関する知識と技能を習得し、地域主体の効果的なシカ管理が実施できるシカ捕獲者を認証することを目的とします。」(エゾシカ協会HPより)
実習の様子
1日目、まず猟区事務所にて実習内容の説明があった後、解体場へ移動、解体用のシカの計測方法、内臓摘出を見学し内臓の状態と胃内容物を検査しました。フィールドに移動しシカ捕獲時の安全管理実習を行い、捕獲できるシカ、できないシカの選別、模擬銃を使った正しい銃の取り扱い、捕獲の現場で注意すべき事を学びました。室内へ移動し、競技用ビームライフルを用いた正しい射撃姿勢の実習でバイポッド等への依託の有無での射撃の精度が大きく変わることを確認しました。再び解体場へ移動し、衛生的なシカの解体(剥皮、大バラシ)の実習と抜骨見学を行い、この日の実習を終了しました。
2日目は、筆記テスト及び林道での安全管理テストが行われ、今回のDCC1西興部実習全スケジュールを終了しました。
お問い合せ先
特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会
- 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
- 電話:0158-87-2180
- ファックス:0158-87-2180