西おこっぺの昆虫
画像スライド集
図鑑編 -基本用語
時期: →成虫がおもに見られる時期。
環境: →成虫がおもに見られる環境(場所)。
食草: →幼虫が好んで食べるもの。
西興部村では・・ →西興部村内で観察される環境(場所)。
環境: →成虫がおもに見られる環境(場所)。
食草: →幼虫が好んで食べるもの。
西興部村では・・ →西興部村内で観察される環境(場所)。
エゾシロチョウ
学名:Aporia crataegi
分類:チョウ目 シロチョウ科
時期:6~7月
環境:市街地~山地
食草:サクラなどのバラ科の樹木
分類:チョウ目 シロチョウ科
時期:6~7月
環境:市街地~山地
食草:サクラなどのバラ科の樹木
シロチョウ(白蝶)の一種で、和名は、日本では北海道だけに分布し、翅(はね)が白いことに由来するという。モンシロチョウの仲間だが、翅には黒い紋がなく、翅を開いたときの大きさは65ミリ前後で20ミリほど大きい。幼虫はいわゆる毛虫で、5月頃、サクラなどバラ科の樹木に集団で発生し葉などを食べる。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」興部川ふるさと公園など
コムラサキ
学名:Apatura metis substituta
分類:チョウ目 タテハチョウ科
時期:7~8月
環境:平地~山地の沢など
食草:ヤナギ類などの樹木
雄の翅の表面は光の反射により美しく青紫色に輝く。夏の晴れた日には、低山地の渓流沿いの林道上の水たまりや動物の糞の上などで集団で吸水する姿が見られる。
●西興部村では・・興部川ふるさと公園、沢、水たまり など
分類:チョウ目 タテハチョウ科
時期:7~8月
環境:平地~山地の沢など
食草:ヤナギ類などの樹木
雄の翅の表面は光の反射により美しく青紫色に輝く。夏の晴れた日には、低山地の渓流沿いの林道上の水たまりや動物の糞の上などで集団で吸水する姿が見られる。
●西興部村では・・興部川ふるさと公園、沢、水たまり など
コミスジ
学名:Neptis sappho
分類:チョウ目 タテハチョウ科
時期:5月/7月 (2回発生)
環境:平地~低山地の林縁、林間など
食草:ハギ類、エンジュ類、フジ類などマメ科の樹木
日本全土に分布するが個体数は少ない。成虫の翅は23~31mm、黒褐色に白帯が前翅1本、後翅2本入るため「ミズジ」と名がつく。低地や丘陵地の森林内で見られるが、たまに住宅街でみられることも。パタパタと数回羽ばたき、翅を広げて滑空を繰り返す特徴的な飛び方をする。
●西興部村では・・山林の沢、林縁、興部川ふるさと公園 など
分類:チョウ目 タテハチョウ科
時期:5月/7月 (2回発生)
環境:平地~低山地の林縁、林間など
食草:ハギ類、エンジュ類、フジ類などマメ科の樹木
日本全土に分布するが個体数は少ない。成虫の翅は23~31mm、黒褐色に白帯が前翅1本、後翅2本入るため「ミズジ」と名がつく。低地や丘陵地の森林内で見られるが、たまに住宅街でみられることも。パタパタと数回羽ばたき、翅を広げて滑空を繰り返す特徴的な飛び方をする。
●西興部村では・・山林の沢、林縁、興部川ふるさと公園 など
ヒメウラナミジャノメ
学名:Ypthima argus
分類:チョウ目 タテハチョウ科
時期:6~8月
環境:平地~山地の林縁、林内、草地など
食草:チヂミザサ、カモガヤ、ススキ等イネ科の草本
春から秋にかけて、山野や草地などでは普通に見られる種類。翅を広げると18~24mmほどでモンシロチョウより少し小さいくらい。個体ごとに斑紋の大きさや地色が異なり個体の変異がある。この斑紋が「ヘビの目玉」に見えることから「蛇の目」の名がつく。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」、興部川ふるさと公園、牧草地 など
分類:チョウ目 タテハチョウ科
時期:6~8月
環境:平地~山地の林縁、林内、草地など
食草:チヂミザサ、カモガヤ、ススキ等イネ科の草本
春から秋にかけて、山野や草地などでは普通に見られる種類。翅を広げると18~24mmほどでモンシロチョウより少し小さいくらい。個体ごとに斑紋の大きさや地色が異なり個体の変異がある。この斑紋が「ヘビの目玉」に見えることから「蛇の目」の名がつく。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」、興部川ふるさと公園、牧草地 など
ニホンカワトンボ
学名:Mnais costalis
分類:トンボ目 カワトンボ科
時期:6~7月
環境:低山地の渓流沿いなど
食草:水棲昆虫
雄が50~68mm、雌が47~61mmの大型のトンボ。低山地の渓流をゆっくりと飛ぶ。雄の翅は橙色型~淡い橙色型~透明型などあり、鮮やかで綺麗な色彩をしている。雄は縄張りを形成し、河原の石や草の上にとまって他の雄が飛来すると追い出す。また雌にはホバリングして求愛する。
●西興部村では・・興部川ふるさと公園 など
分類:トンボ目 カワトンボ科
時期:6~7月
環境:低山地の渓流沿いなど
食草:水棲昆虫
雄が50~68mm、雌が47~61mmの大型のトンボ。低山地の渓流をゆっくりと飛ぶ。雄の翅は橙色型~淡い橙色型~透明型などあり、鮮やかで綺麗な色彩をしている。雄は縄張りを形成し、河原の石や草の上にとまって他の雄が飛来すると追い出す。また雌にはホバリングして求愛する。
●西興部村では・・興部川ふるさと公園 など
アキアカネ
学名:Sympetrum frequens
分類:トンボ目 トンボ科
時期:7~10月
環境:平地~山地など
食草:水棲昆虫
雄雌とも赤い体色と翅先の斑が特徴。多くは平地の池で羽化して成虫になり、夏には涼しい山地で過ごす。平地が涼しくなる秋頃には再び平地に戻ってきて産卵をする。幼虫は止水性で、池や水たまりなど流れのないところに棲む。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」ため池周辺 など
分類:トンボ目 トンボ科
時期:7~10月
環境:平地~山地など
食草:水棲昆虫
雄雌とも赤い体色と翅先の斑が特徴。多くは平地の池で羽化して成虫になり、夏には涼しい山地で過ごす。平地が涼しくなる秋頃には再び平地に戻ってきて産卵をする。幼虫は止水性で、池や水たまりなど流れのないところに棲む。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」ため池周辺 など
ヒメギス
学名:Eobiana engelhardti subtropica
分類:バッタ目 キリギリス科
時期:7~9月
環境:平地~山地・丘陵地の湿った草地
キリギリスに似ていて小型なことから「ヒメ+キリギリス=ヒメギス」と呼ばれる。夏の草地で「キシキシキシ・・」と鳴く。体色は暗褐色でほぼ黒色に近い。警戒心が強くすぐに草むらに隠れる。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」 など
分類:バッタ目 キリギリス科
時期:7~9月
環境:平地~山地・丘陵地の湿った草地
キリギリスに似ていて小型なことから「ヒメ+キリギリス=ヒメギス」と呼ばれる。夏の草地で「キシキシキシ・・」と鳴く。体色は暗褐色でほぼ黒色に近い。警戒心が強くすぐに草むらに隠れる。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」 など
コエゾゼミ
学名:Lyristes bihamatus
分類:カメムシ目 セミ科
時期:7~8月
環境:広葉樹林
ミズナラ、エゾマツ、シラカバ、ナナカマドといった様々な樹木にとまり、「ジー・・ジー・・」と鳴く。背中に黄色く"W"の模様がある。ヒグラシやエゾハルゼミと同じく森林性のセミであり、通常は日中でも薄暗い森林内で生息する。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」、行者の滝周辺 など
分類:カメムシ目 セミ科
時期:7~8月
環境:広葉樹林
ミズナラ、エゾマツ、シラカバ、ナナカマドといった様々な樹木にとまり、「ジー・・ジー・・」と鳴く。背中に黄色く"W"の模様がある。ヒグラシやエゾハルゼミと同じく森林性のセミであり、通常は日中でも薄暗い森林内で生息する。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」、行者の滝周辺 など
ミヤマクワガタ
学名Lucanus maculifemoratus
分類:コウチュウ目 クワガタムシ科
時期:7~8月
環境:平地~山地の広葉樹林
西興部村内でもっとも一般的に見掛けるクワガタ。頭部に耳状の突起物があることが最大の特徴。これは大アゴを閉じる筋肉の付着面を限られた頭部の中で広げるのに役立っている。雄の体には細かい毛が生えており、金色から褐色に見えるが、微毛は身体が霧や降雨で湿ると黒くなり、木の幹に擬態した保護色の効果と、熱線吸収率を調整するのに役立っていると思われる。幼虫はミズナラ、コナラを好むが、成虫は他にハルニレ、ヤナギ類、イタヤカエデの樹液などに集まる。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」、興部川ふるさと公園 など
分類:コウチュウ目 クワガタムシ科
時期:7~8月
環境:平地~山地の広葉樹林
西興部村内でもっとも一般的に見掛けるクワガタ。頭部に耳状の突起物があることが最大の特徴。これは大アゴを閉じる筋肉の付着面を限られた頭部の中で広げるのに役立っている。雄の体には細かい毛が生えており、金色から褐色に見えるが、微毛は身体が霧や降雨で湿ると黒くなり、木の幹に擬態した保護色の効果と、熱線吸収率を調整するのに役立っていると思われる。幼虫はミズナラ、コナラを好むが、成虫は他にハルニレ、ヤナギ類、イタヤカエデの樹液などに集まる。
●西興部村では・・森林公園「宮の森」、興部川ふるさと公園 など
野外活動のススメ -気をつけたい昆虫たち
近年のアウトドアブームによって野外活動がより身近なものになりました。雄大で美しい自然は、学びや気づき、大きな感動を与えてくれます。しかし自然の中には、ときに私たちの脅威になるものもいます。
自然の中で「危険」は付きものです。
肝心なのは、私たちがその「危険」について正しく知り、
きちんと対処することです。
自然の中で「危険」は付きものです。
肝心なのは、私たちがその「危険」について正しく知り、
きちんと対処することです。
ここでは身近な昆虫による「危険」をご紹介します。
キイロスズメバチ(ケブカスズメバチ)
学名Vespa simillima xanthoptera
分類:ハチ目 スズメバチ科
時期:7~9月(攻撃的になる時期)
環境:平地~山地
西興部村でもっとも普通に見られるスズメバチのひとつ。軒先や木の枝、屋根裏、土中などにソフトボール~ラグビーボール程の大きさの巣を作る。攻撃性が非常に高く、巣の近くを通っただけで攻撃されることもある。特に一度刺激を受けた巣では攻撃性が増して危険である。スズメバチ類の刺傷例では本種によるものが最も多い。食性は昆虫、クモ、カエル・ヘビの死骸、クヌギ・コナラの樹液、ブドウなど果実の汁、飲残しのジュースなど。
分類:ハチ目 スズメバチ科
時期:7~9月(攻撃的になる時期)
環境:平地~山地
西興部村でもっとも普通に見られるスズメバチのひとつ。軒先や木の枝、屋根裏、土中などにソフトボール~ラグビーボール程の大きさの巣を作る。攻撃性が非常に高く、巣の近くを通っただけで攻撃されることもある。特に一度刺激を受けた巣では攻撃性が増して危険である。スズメバチ類の刺傷例では本種によるものが最も多い。食性は昆虫、クモ、カエル・ヘビの死骸、クヌギ・コナラの樹液、ブドウなど果実の汁、飲残しのジュースなど。
☆スズメバチと距離を保つ 5つのポイント☆
生態や行動を正しく認知することで、スズメバチ類との遭遇リスクはとても低くなります。
しかし非常に危険性の高い生物であるので、巣や個体に不用意に近付いたり攻撃したりしないようにしましょう。
その① | 【 服 装 】 基本、夏でも長そで(シャツを羽織るなど)・長ズボンを着用。もちろん、足下はサンダルではなく運動靴などしっかりしたものを。これは自然の中に入る基本の服装です。 スズメバチはヒグマが天敵であるためか、黒~褐色に敏感に反応することが多いです。衣服の色は黒色を避けた明るい色を選び、帽子をかぶるなど頭髪も隠しましょう。 |
その② | 【 香 り 】 スズメバチには「虫よけ」は効きません。逆に、「虫よけ」の香料や香水、洗剤の香りなどに惹かれて近付いてきます。出来るだけ香りを出さないよう、身につけるものに気をつけましょう。 |
その③ | 【 ハチの動き 】 スズメバチが1匹単独で飛んでいるほとんどの場合は、狩り(餌探し)や巡回、偵察です。不用意に巣に近付かない限り、いきなり襲ってくることはありません。スズメバチを見つけても焦らず、騒がず、静かに立ち去りましょう。 |
その④ | 【 私たちの動き 】 スズメバチは匂いと音、振動に敏感です。ハチが近付いたとき叫ぶこと、大きく動くことは避けましょう。また、 ハチは横の動きに敏感に反応し、攻撃されたと判断します。手で振り払うことは危険です。ハチが近付いた場合は、その場にしゃがみ込みじっとしましょう。遠のいたことが確認できたら、静かに立ち去りましょう。 |
その⑤ | 【 うわ!刺された! 】 ハチに刺されたら患部を流水で流して毒を出し、抗ヒスタミン軟膏を塗って氷で冷やしながら、迅速に病院へいきましょう。ちなみに「ハチに2度刺されたら死ぬ」と言われますが、すべての人が当てはまるわけではありません。ハチ毒もアレルギー反応ですので、アナフィラキシーショック(反応)の強弱により症状は人それぞれです。 |
生態や行動を正しく認知することで、スズメバチ類との遭遇リスクはとても低くなります。
しかし非常に危険性の高い生物であるので、巣や個体に不用意に近付いたり攻撃したりしないようにしましょう。
シュルツェマダニ
学名:Ixodes persulcatus
分類:ダニ目 マダニ科
時期:6~9月(被害が多い時期)
環境:平地・草地・山地
体長2.5~3.5mmのマダニ。胸部が黒く、腹部が赤い。草木の葉先に登り、体温や炭酸ガスを感知して近くを通りかかった動物に飛びつく。その後柔らかい部分(脇の下など)に移動し、吸着吸血する。ライム病を媒介する恐れがある他、ヨーロッパなどではダニ媒介脳炎の媒介虫としても知られている。
分類:ダニ目 マダニ科
時期:6~9月(被害が多い時期)
環境:平地・草地・山地
体長2.5~3.5mmのマダニ。胸部が黒く、腹部が赤い。草木の葉先に登り、体温や炭酸ガスを感知して近くを通りかかった動物に飛びつく。その後柔らかい部分(脇の下など)に移動し、吸着吸血する。ライム病を媒介する恐れがある他、ヨーロッパなどではダニ媒介脳炎の媒介虫としても知られている。
☆マダニに咬まれないために☆
その① | 【 服 装 】 長そで長ズボンを着用し、出来るだけ肌を露出しないようにしましょう。首にはタオルを巻く、長い靴下を履くなど、肌の柔らかいところ・暖かいところを隠すようにしましょう。また、ナイロン生地など表面がツルツルとした素材であればマダニが登りにくくなります。 |
その② | 【 帰ったら 】 登山や野外活動から帰ったときは、まず服を払いマダニがついていないか確認し、着替えましょう。そして、シャワーを浴びる、入浴するなど体についていそうなところを洗い流しましょう。 |
その③ | 【 あ・・咬まれた・・ 】 マダニに咬まれていると分かったら、決して自分で抜き取ろうとしないでください。咬んでいるマダニを無理に引っ張ると、アゴと腹部がちぎれ、アゴだけ食らいついたままの状態になってしまいます。また腹部を押すことで、保有している細菌が傷口に入る恐れがあります。「火で炙ると採れる」「クリームで窒息させると採れる」というのは俗説であり誤った情報です。悪化する恐れがあります。速やかに皮膚科へ行き、処置を受けてください。 |
問い合せ先・担当窓口
教育委員会社会教育係
- メールアドレス: ni.syakaikyouiku@vill.nishiokoppe.lg.jp
- 電話番号: 0158-87-2501
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