2013年12月6日~8日、【西興部ハンティングスクール】第21回西興部村猟区新人ハンターセミナー<基礎編>を開催し、酪農学園大学の伊吾田宏正氏、森林総合研究所北海道支所の松浦友紀子氏を講師として迎え、11名の参加がありました。 例年、基礎編と応用編に分け、年2回実施しているこのセミナーでは、出猟から解体、料理、食べるまでを体験でき、座学では流し猟の概要・エゾシカ管理の現状と課題・シカ肉の衛生管理について学べる内容になっています。今回の参加者は道内のほかに関東、大阪、高知から11名、そのうち女性が4名でした。
ギャラリー
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初日、室内講義の様子
協会事務局長による「流し猟の概要」について
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1頭の捕獲に成功。
解体処理場に移動し体重や体高・体長・後足長などの計測を行いました。シカの生息密度が増加することにより体サイズが小さくなることが知られており、計測を行うことにより、個体群の動態を知ることが出来ます。計測の次は、内臓摘出が行われました。
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胃内容物や毛から汚染が広がるため、毛を切らないように注意することやツボ抜きと呼ばれる肛門を縛った状態での衛生的な内臓摘出方法などを学びました。内臓摘出が終わったシカは吊るした状態で冷蔵庫に置き、翌日の解体実習の際に大バラシ・抜骨を行います。
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ホテルへ戻ったのち行った室内講義では、伊吾田宏正氏から狩猟技術について講義があり、モデルガンを用いて射撃姿勢の説明がありました。
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2日目は日の出の10分前にホテルへ集合し、再び出猟実習を行いましたが、捕獲には至りませんでした。その後、鹿牧場公園で実際にシカを観察しながらシカの生態や狙点、距離の目測について学びました。
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引き続き、解体処理場に移動し、昨日捕獲されたシカの解体(大バラシ・抜骨)を行いました。
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参加者の方も剥皮を行いました
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抜骨の様子
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「料理実習」を行い、夜の懇親会で試食する、鹿焼肉・カツレツ・ローストの仕込みを行いました。夜は懇親会を行い、料理実習で仕込みを行った料理のほかサロマ湖産カキ・クマ肉の赤ワイン煮などを頂きました。
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ひれ肉を使って、ローストの仕込み
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3日目は協会事務局長から「猟区制度によるエゾシカ地域管理の事例」、松浦友紀子氏から「シカの生態・シカ肉の衛生管理」についての室内講義があり、モデルガンを用いて射撃姿勢の練習を行いました。
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モデルガンを用いて射撃姿勢の練習
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銃の所持許可がない方も銃の構え方を体験しました
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実猟で構える機会が多い、膝撃ち、バイポッドを用いた構え方も体験しました。
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最後にアンケートを記入してもらい、【西興部ハンティングスクール】第21回新人ハンターセミナー(基礎編)を終了しました。
3日間、お疲れ様でした!
お問い合せ先
特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会
- 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
- 電話:0158-87-2180
- ファックス:0158-87-2180