西興部村猟区管理協会

現在位置の階層

  1. ホーム
  2. 入猟
  3. 入猟準備編
  4. 猟具について

猟具について

銃器、実包と取扱いについてまとめました。

銃器と各部名称

    • ライフル
    • 自動
    • カンチレバー
    • 元折れ

散弾銃(ショットガン)

主に近距離で使用され、一度に複数の弾を発射できる散弾や、スラグ(一発弾)などあらゆる弾種を使用することが可能です。
手動、或いは自動で空薬きょうの排出、実包の弾倉から薬室への装填が行われ、中には手動と自動を切り替えられるモデルも存在します。
散弾銃にもライフリングの切ってあるものがありますが、ライフリングの長さが銃腔長の1/2以下のものは散弾銃、1/2を超えるものはライフル銃として区別されています。
西興部村猟区では、主に開けた場所で静止しているシカを狙撃します。散弾銃の場合はハーフライフル銃が最良です。
ボルトアクション式
ボルト
ボルトを手動でスライドさせることで排莢と装填が行われる散弾銃。構造がシンプルなため故障が少なく確実に作動するうえ、設計上精度を高められる利点があります。
半自動式(セミオート)
1100
発砲時の火薬の力で排莢と装填が自動的に行われる散弾銃。狩猟用としては最も多くの人に使われています。

スライドアクション式(ポンプ式、レピーター)
870
先台を手動で前後にスライドさせることで排莢と装填が行われる散弾銃。
上下二連式
686
銃身が上下に2本並んでいる散弾銃。鳥やクレー等縦に動く標的に多く使用されています。

水平二連式
水平
銃身が左右に2本並んでいる散弾銃。軽量なため狩猟などに幅広く使用されます。

散弾銃の口径

散弾銃の一般的な口径は、10、12、16、20、24、28番と、.410番があります。
日本国内で主に使用されるのは12番(18.5mm)、20番(15.6mm)、.410番(10.4mm)で、12番を超える口径の銃については所持と使用が制限されています。
クレー射撃では基本的に12番が使用されます。

散弾銃の弾薬

tama
散弾銃に使用される弾薬はショットシェルと呼ばれ、中の弾丸はショットとか、ペレットと呼びます。
材質は鉛が主ですが、環境保護の為、スチールや銅、タングステン等も使われています。(北海道では、鉛ライフル弾及び粒径が7mm以上の鉛散弾の使用と、エゾシカを捕獲する目的での鉛弾の所持が禁止されています。)
散弾銃による狩猟で大型獣(熊、猪、鹿)を対象とする場合、スラッグと呼ばれる一発弾を使用します。(ライフルドスラグ、ブリネッキ、サボット等)
    • tama

チョーク(絞り)

散弾銃の銃身は、散弾の開きの度合いを調整するため、チョークがつけられています。
散弾は発射されると放射状に広がって飛んでいきます。この度合いが小さいと、対象に命中しづらく、命中しても弾が当たりすぎて肉を痛めてしまいます。逆に開きすぎても散弾の隙間が大きくなり対象をすり抜けてしまう、命中しても半矢の可能性が高くなります。そのため、鳥や小動物猟にはチョークと散弾の選択が重要になります。
チョークには、スキート、シリンダー(平筒)、インプシリンダー(1/4絞り)、モディファイド(1/2絞り)、インプモディファイド(3/4絞り)、フル(全絞り)、エクストラフルなどの種類があり、フルに近づくにつれてより狭く絞られています。例えば銃口から約20メートル地点ではシリンダー・チョークだと直径1メートルぐらいに広がりますが、フル・チョークだと半分の直径50センチぐらいに広がります。
    • チョーク

ライフル

銃弾に回転を与えて命中精度を高めるためのライフリングが銃身に切ってある。ライフル弾を使用し、中~長距離射撃が可能な銃です。熊・鹿・猪などの大型獣の捕獲に使用されます。

(北海道では、鉛ライフル弾及び粒径が7mm以上の鉛散弾の使用と、エゾシカを捕獲する目的での鉛弾の所持が禁止されています。)

ボルトアクション式
abolt
手動でボルトの開閉操作を行い排莢と装填を行うライフル。構造がシンプルなため故障が少なく確実に作動するうえ、設計上精度を高められる利点があります。

半自動式(セミオート)
m750
発砲時の火薬の力で排莢と装填が自動的に行われるライフル。

スライドアクション式(ポンプ、レピーター)
7600
先台を手動で前後にスライドさせることで排莢と装填が行われるライフル。

レバーアクション
レバー
用心金に付いているレバーを操作して排莢と装填を行う。ボルトアクション式同様故障が少なく精度が高い。

ライフル弾と口径

    • ラ弾
弾丸の大きさ、または銃身の内径を表します。
日本国内で所持できるものは6.0mm~10.5mm
  • .30 Carbine(カービン) ストレートケースの比較的威力の弱い装弾。
  • .30-30 Winchester(ウインチェスター) ウインチェスター社が19世紀に発売した。命中精度は高いが弾頭が軽く威力が低い。
  • .308 Winchester 威力と衝撃のバランスの良い弾で、狩猟用、競技用共によく使用されています。
  • .243 Winchester .308の弾頭を小さくした装弾で命中精度が向上し、威力が弱くなっています。
  • .270 Winchester
  • .30-06 Springfield(スプリングフィールド)第一次・第二次大戦時アメリカの軍用ライフル弾。高威力で大物猟において普遍的に使用されています。
  • 7mm レミントンマグナム
  • .300 ウインチェスターマグナム .30-06の薬莢を延長して火薬量を増やした物で威力、反動が大きく、熊猟に多く使用されます。
  • .300winショートマグナム
  • .338 ウインチェスターマグナム

空気銃(エアライフル)

圧縮空気で鉛の弾(ペレット)を発射します。
スプリングピストン式、ポンプ式、ガスカートリッジ式、プレチャージ式の4種があり、空気の充填方法や形状、性能も様々です。

銃器、実包の保管・運搬

保管

 ①    保管設備の基準
  • 堅固な金属製ロッカー(同じくらい堅固な構造のもの)
  • 確実に施錠できる錠を備えている
  • 管理上支障のない場所に設置
  • 容易に持ち運びができない

   ※細かな基準は地域により異なります。

②    保管方法

  • 上記の保管設備に確実に施錠して保管
  • 上記の保管設備を点検、維持する
  • 銃器と実包は別々の保管設備に保管
  • 銃器には実包を装てんしたままにしない
  • 銃器の保管は必ず自分で行う

③    特別な場合の保管

  • 猟銃等保管業者(銃砲店等)への保管依託
  長期の旅行などにより、安全に保管できないおそれがある場合は銃砲店等への保管依託を検討する
  • 旅先での保管
  カギのかかる部屋では、部屋自体に施錠する
      銃器は分解の上、実包と別々に保管する
      ※車のトランクは保管になりません

運搬

持ち物
  1. 狩猟をする場合:銃砲等所持許可証、狩猟者登録証、狩猟者記章
  2. 有害鳥獣捕獲等の場合:銃砲等所持許可証、捕獲許可証又は従事者証
  3. 標的射撃の場合:銃砲等所持許可証
  4. 修理等に出す場合:銃砲等所持許可証

銃器を携帯、運搬する場合は銃器を露出させないよう銃カバーなどを掛けなければならない

実包等運搬時の数量制限
列車:実包と空包の合計 200個以内

 雷管と雷管付薬きょうの合計 400個以内

 無煙火薬と黒色猟用火薬の合計 容器荷作りとも 1kg以内

バス:弾帯または薬ごうに挿入してある実包または空包 50個以内
船舶:無炸薬実包、装薬薬きょう、空包の合計 200個以内

 実包(猟用、スポーツ用) 400個以内

 無煙火薬と黒色猟用火薬の合計 1kg以内

航空機:実包等1人5kg以内

※郵送は禁止されています

来村時の銃器、実包の運搬方法

飛行機ご利用の場合
  • 事前の申請は特に必要ありません
  • 空港保安員に銃器、弾薬であることを伝え、手荷物として預けます
  • 機内持ち込みは出来ません
  • 弾薬(実包)は1人5kg以内と決まっているため気を付けてください

(オーバーしても処分できず、郵送が禁止されているため飛行機に搭乗できなくなってしまいます)

フェリーご利用の場合
  • 事前連絡の上、船舶会社に預けての輸送になります
  • 船内、客室への持ち込みは出来ません
  • 車両に残すことはできません
※航路によっては運送出来ない場合があります。船舶会社に必ずご確認ください。

お問い合せ先

特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会

  • 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
  • 電話:0158-87-2180
  • ファックス:0158-87-2180