西興部村猟区管理協会

現在位置の階層

  1. ホーム
  2. Nishiokoppe Deer Leather
  3. 設立10年を超えたいまの活動

設立10年を超えたいまの活動

  2011年に始動したNishiokoppe Deer Leather Projectは、シカ皮の有効活用に向けて日々取り組みを続けてきました。
道具も十分に揃っていないなか手探りで活動を始めたエゾシカクラフトサークル、それから長い年月を経て活動場所や設備を少しずつ整え、村内で商品が安定的に販売できるように、鹿革が少しでも皆さんの身近な存在になれるようにと励んできました。
その活動の記録を少しずつご紹介していけたらと思います。

現在の活動

西興部村エゾシカ皮なめし工房

 2018年3月に特産品の開発等を促進する取り組みとして、皮鞣し用ドラムや冷凍庫などを有する工房が設置されました。

ここでは冬季間の生皮の保管から皮鞣し、乾燥までの作業を行っています。
設置されている皮鞣し用ドラムは、皮の洗浄や脱毛作業などの効率化や品質向上にとても役立っています。
    • 工房

      西興部村エゾシカ皮なめし工房

    • 工房

      皮鞣し用ドラム

    • フレッシング

      肉片や脂を削ぎ落す(フレッシング)作業

    • 脱毛作業

      薬剤等により毛根を緩ませ毛を抜く(脱毛)作業

    • タンニン

      数日~数週間かけて濃度の異なるタンニン溶液に浸し、毎日攪拌しながらじっくりと鞣す(タンニン鞣し)

創夢館

 村内の創作活動の拠点である「創夢館」の手工芸室にクラフトミシンや革漉き機、レーザー彫刻機などクラフト製品の製作に必要な設備が設置されました。
そのため私たちの商品製作拠点も「創夢館」となっていきました。

ここでは乾燥までの工程が終了した後の、革の「へらがけ」から商品の製作までを行っています。
    • 創夢館

      通常のミシンより頑丈に作られていてレザークラフトに最適な「クラフトミシン」、革の厚みを一定にすることができる「革漉き機」

    • 創夢館

      抜き型を使って革を裁断する際に、あまり力を使わずに作業ができる「ハンドプレス機」

    • 創夢館

      焼き印を高温で安定して押すことができる「ホットスタンプ」、革や角に気軽に模様を入れることができる「レーザー彫刻機」

    • へらがけ

      乾燥し硬くなった革を先の丸いヘラ等に力強く擦りつけ、繊維をほぐしていく(へらがけ)

    • 創夢館

      菱目打ちを使用し縫い穴をあけているところ

    • 創夢館

      エゾシカの足跡をモチーフにしたキーホルダーにステッチを入れているところ

商品販売店

 Nishiokoppe Deer Leatherの商品は、西興部村内では道の駅花夢・ホテル森夢をはじめ、主に4か所で販売を行っています。
村外地域では興部町、網走市、札幌市などの数か所で販売しています。

他にも、各種イベントの出店で近隣市町村から北海道外まで出店の機会もありました。

使用しているすべての革が、私たちが捕獲から携わり、手作業で鞣し、製作を行った純西興部村産のものです。
鹿革のきめ細やかさ、ぬくもり、色合い、愛着の湧く経年変化などを是非お楽しみいただけたらと思います。
    • イベント

      村おこし祭り出店(村内)

    • イベント

      森ジャム出店(下川町)

    • イベント

      たきのうえ芝ざくらまつり出店(滝上町)

    • イベント

      にぎわい市場さっぽろ出店(札幌)

    • 商品

      今後ともNishiokoppe Deer Leatherをよろしくお願いいたします。

お問い合せ先

特定非営利活動法人 西興部村猟区管理協会

  • 住所:〒098-1501 北海道紋別郡西興部村字西興部485
  • 電話:0158-87-2180
  • ファックス:0158-87-2180

Nishiokoppe Deer Leather