西興部村猟区管理協会

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ハンターへの道2005

全国的規模で野生動物と人間との軋轢が問題になっている現在、増えすぎた野生動物たちを減少させようと様々な取り組みが全国各地で行われています。しかし、過疎化やハンターの高齢化、ハンターの減少などの要因により農林業被害や人身被害は深刻化を増しています。
 そこで「ハンターへの道」では、ハンターにはなりたいのだけどどのような手続きをすればよいのか、手続きが面倒なのでは、と思っている方のために鉄砲を所持することができるまでの諸手続きを、分かりやすく紹介しています。
 そしてこれからの野生動物管理に必要不可欠なハンターの担い手が増えてくれることを期待しています。

猟銃等講習会申請

ハンターになるための第一歩の始まりです

鉄砲を所持するための第一関門である猟銃等講習会(通称:初心者講習会)の申し込みを行うため、所轄の興部警察署(鉄砲所持に関しては所轄の警察署、生活安全課にお世話になります)に行って来ました。警察に行くには必ずアポイントメントが必要です。あらかじめ電話連絡をして、担当の方と伺う目的と時間などを打合せしましょう(←重要!)。申し込みに必要な携行品なども親切に教えてくれます。受付は平日のみです。仕事をしているとこれから何度か休みをとることになりますが、これもハンターになるためです。半日休みを取るなど調整しましょう。

携行品一覧

・ 印鑑 朱肉用のみ

・ 写真2枚(6ヶ月以内の撮影のもので30mm×40mm)

・ 運転免許証

 警察署の受付で生活安全課の場所を教えてもらい緊張しながら署内を歩き、生活安全課のドアーをノックして室内に入ります。室内のすぐ左側に担当のK係長が座っていました。K係長とは何度か面識があったため、緊張が少しほぐれます。まず運転免許証を提出します。担当の方がコピーをとりに退出、戻ってくると猟銃等講習受講申込書2枚用意してくれて、説明してもらいながら記入します。記入しながらいくつか軽い質問(職業や同居の家族構成)を受けました。私の場合は当協会で働いていることを担当の方があらかじめ知っておりましたので質問は少なかったと思います。このとき村内でもう一人鉄砲を所持しようとしているM氏が入室。同じ手続きをしていくつか質問を受けていましたが基本的には私と同じような質問でした。最後に写真を書類に貼り付けて、手続きは終了です。後は5月24日に行われる猟銃等講習会についての説明を受け二人で警察署をあとにしました。

猟銃等講習会

いよいよ最初の試験です

いよいよ猟銃等講習会です。当日は早起きをして小冊子(「鉄砲所持許可取得の要点」社団法人 日本猟用資材工業会発行、銃砲店で入手できます)をもう一度、一通り読み直し最後に掲載してある模擬問題を解いてみました。このときを含めて小冊子を3回繰り返し読んで講習会に挑みました。これだけの勉強で充分なのか少し不安です。

 今回の講習会は北見市の北見市交通研修センターの2階で行われました。受講者は17名ほどでした。会社員や農家の方、公務員の方など様々な職種の方が受講されています。日程は9:00受付開始、途中休憩や昼食の時間をはさみ9:30~15:30が講義、試験は15:40~16:40、結果は即日発表です。

携行品一覧

・ 手数料 6800円の北海道収入証(同センター一階で購入できます)

・ 筆記用具 ボールペン、万年筆、鉛筆、消しゴムなど

※ 試験は鉛筆またはシャープペンシルで行われます。

・ 印鑑 朱肉用のみ

8:30には会場に到着し、駐車場に車を停めて様子をうかがう。参加者が集まってきたようなので一階で収入証紙を購入して2階の研修室へ。9:00より生活安全課の担当官による受付、用紙に証紙を貼り付け割り印をして提出。このとき問題が発生!!事前に申し込みをしていなかった人1名が退室させられてしまいました。かわいそうだと思いましたがこれはしょうがない措置だと思います。
 猟銃等取扱読本が配布され講義開始です。講義はこの教本に沿って行われます。担当官が試験に出そうなところを読み上げてくれます。午前中は銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)及び火取法(火薬類取締法)の中の猟銃用火薬類等に関する法令についての講義でした。難しい法律用語なども掲載されているので小冊子による予習は必須だと思います。
 午後は担当官による火取法の講義と地元猟友会の方による,鉄砲の取り扱いや鳥獣保護法の講義がありました。狩猟経験者の方の講義は猟銃を持つ上で非常に大切だと思いました。最後に担当官が質問を聞いてくれました。
10分ほどの休憩があった後いよいよ試験です。「試験」という響き、さすがに緊張です。試験は1時間で問題は20問、四捨択一の形で行われました。7割以上回答できれば合格です。試験の内容は銃刀法に関する問題が全体の6割程度、残りが火取法と鳥獣保護法に関する問題でした。よく言われているように、引っ掛け問題があるので問題はきちんと読みましょう。私は自信がなかった問題が2~3問ありましたが、まずまずの出来だと思いました。試験終了後担当官が採点のため退出、20分程で戻ってきて結果発表です。結果は全員合格。同村のM氏もほっとしていました。担当官から「ぎりぎり70点の方が2名いたので、その方は自分でも分かっていると思いますのでしっかり学習してください!」とのことでした。点数は教えてくれませんでした。間違った問題が把握できれば今後の勉強に役立つと思うのですが…。最後に講習修了証明書を頂き、講習は終了しました。まずは第一ステップクリアです!!

今回の講習でかかった経費は受講料¥6800でした。

教習射撃申請

いつも和やか生活安全課

今日は教習射撃の申込みのため興部警察署に行ってきました。
昨日のうちに必要書類を北海道警察のHPからダウンロードして必要事項を記入。村にある診療所に診断書の様式を持って健康診断もしてきました。自分の名前が呼ばれたので、診察室に入ると血圧と胸部と背中の聴診、それと軽い問診。だけで終了しました。もっと時間がかかると思いましたが3分程度で終了。1580円を支払って帰路に着きました。

今日の朝9時ごろに生活安全課のK係長にアポをとります(←重要!)。「教習射撃申請の書類が揃いましたので、今から伺ってもよろしいでしょうか?」と私、「いいよ~」とK係長。必要書類をもう一度確認して家を出ました。

ここで必要書類の確認をしましょう。

・ 教習資格認定申請書           1通

・ 写真                  2枚

・ 医師の診断書              1通

・ 戸籍抄本及び住民票の写し        各1通

・ 経歴書                 1通

・ 講習修了証明書のコピー         1通

・ 印鑑

・ 北海道の収入証紙7900円分(警察署で購入)

いつものように生活安全課に行きます。部屋に入るとK係長が座っています。挨拶をすると「おっ来たか!」と係長。いつも声が大きく元気な方です。必要書類を提出すると記入内容をチェックして書類をまとめていきます。そのときにいくつか質問を受けました。内容は「職業は?」「同居親族の誕生日は?」「家族は賛同しているか?」(笑いながら何度も聞かれました)「住居の形態は一戸建てか、公営住宅か?」「家族の職業は?」「知人の名前?」「山菜の調理の仕方!?」(これは雑談ですね)などでした。約30分程度で申請の手続きは終了しました。最後に「申請には調査などがあるから少し時間がかかるから!」と言われました。申請は許可されるのでしょうか、少し不安です。しかし和やかな雰囲気で手続きは進んだので少しほっとしました。

今回の申請にかかった経費は健康診断¥1580、申請料¥7900の計¥9480でした。

狩猟免許試験予備講習会申し込み

巨大なヒグマのトロフィーが迎えてくれました

北海道猟友会興部支部長への挨拶と狩猟免許予備講習の申し込みをするため、興部町にある支部長の自宅を訪問しました。あらかじめアポをとりご在宅を確認(←重要)。お会いするのははじめてでなかったのですがやはり緊張します。家の中に案内され事務所のような部屋に入ると、支部長が射止めた大きなヒグマとエゾシカのトロフィーがある。さすがです。挨拶をしてから申し込みの手続きをします。申込書と6500円を提出して手続きが始まると思ったのですが、支部長がどこかに電話をかけ、どうやら手続きの確認を取ってくれている模様。申し込みは当日でよかったそうです。それから支部長の武勇伝などを大変興味深く聞くことができました。トロフィーになっているヒグマはデントコーン(飼料用のとうもろこし)畑でばったり20mくらいの距離で出会ってしまったそうです。さすがの支部長も肝を冷やしたと言っていました。なんだかんだ1時間ほどお邪魔してしまいました。

狩猟免許申請

鉄砲で狩猟するには鉄砲所持許可のほかに狩猟免許が必要です

鉄砲所持許可証があっっても射撃場でしか鉄砲を撃つことができないという事です。狩猟免許には網・わな猟免許、第一種銃猟免許、第二種銃猟免許の三種類があります。網・わな猟免許は銃器以外の猟具を使用する猟法です。第一種銃猟免許は装薬銃を使用する猟法です。装薬銃には散弾銃、ライフル銃(ライフル銃については散弾銃を所持してから10年経たなければ所持できません)があります。第二種銃猟免許は空気銃を使用する猟法です。私は新人ですからもちろん第一種の散弾銃の免許を申請します。それとこれからのことも考えて網・わなの免許も申請します。
※第一種銃猟免許を取得すれば装薬銃を使用できるほか、空気銃の狩猟もできます。

 まずは必要書類を用意します。私の場合は役場からもらえましたが、各都道府県のHPからダウンロードが可能です。また郵送でも受け付けてくれます。

それでは必要書類を確認しましょう。

・ 狩猟免許申請書                         免許ごと1通

・ 医師の診断書                              1通

・ 写真                             免許ごと1葉

・ 受験票                             免許ごと1通

・ 試験結果通知書を送付するための返信用封筒(表面に80円切手を

  はり付け申請者の住所と氏名を明記したもの)               1通

・ 受験票を送付するための返信用封筒(表面に80円切手をはり付け

  申請者の住所と氏名を明記したもの)                   1通

  ・ 5300円分の北海道収入証紙(狩猟免許申請書にはり付け消し印する)   免許ごと1組

 あとは封筒に必要書類を入れて切手を貼ってポストに入れるだけです。(←簡単なようで、鉄砲の所持許可とは担当が異なり環境省のため二回目の健康診断に行ったり色々と手間がかかりました…)

 今回の申請にかかった経費は健康診断¥1580、申請料¥10600、切手代¥240の計¥11320でした。

狩猟免許試験予備講習会

鉄砲を持っていても狩猟免許がなければ獲物を仕留めることはできません

今回の狩猟免許試験予備講習会は7月16日(日)、9時より網走市民会館で行われました。受講者は20名程でした。会社員の方や農家の方、公務員の方など様々な職種の方が受講しに来ています。受付で受講料6500円を支払い、狩猟読本と狩猟免許試験例題集、何枚かの資料が配られたのち、早速講義に入ります。

まずは狩猟免許の種類について説明をしましょう。

○ 網・わな猟免許(網・わな)         網・わな猟登録

○ 第一種銃猟免許(装薬銃・(+空気銃))    第一種銃猟登録・第二種銃猟登録

○ 第二種銃猟免許(空気銃)          第二種銃猟登録

このように狩猟免許には3種類あります。免許を取得したら狩猟を行いたい場所の都道府県知事に対して、狩猟者登録をしなくてはなりません。

時間割

9:00~12:00   法令に関する知識、鳥獣に関する知識、鳥獣の判別

13:00~13:30  鳥獣の判別

13:30~14:30  ○第一種・第二種銃猟免許(銃器に関する知識、銃刀法、火取法)

○網・わな猟免許(網・わなに関する知識)

14:30~16:00  ○第一種・第二種銃猟免許(銃器の安全点検、分解と結合、運搬・射撃姿勢、距離の          目測)

○網・わな猟免許(猟具の種類と架設)


 初めに今回の講師の猟友会の方の紹介が行われたあと、早速講義に入りました。まずは法令に関する知識で鳥獣法・銃刀法・火取法でしたが講師の方が確実に出るところだけを狩猟読本に沿ってしゃべってくれるので、大変ためになります。内容もたくさん覚えることはありますがそれほど難しくないように感じられました。
 次は鳥獣に関する知識です。私は森林インストラクターの資格を持っているということもあって、あまり苦労しませんでしたが、狩猟鳥獣の種類(鳥類:28種・獣類20種)の特にカモ類の名前を覚えるだけでも大変だと思います。これも狩猟読本に沿ってしっかりと教えてくれました。引き続き鳥獣の判別についての講義です。実際の試験に使用する鳥獣の絵を題材にして講師が手に取った絵を私たちが判別しました。狩猟できる鳥獣については名前を言い、狩猟できない鳥獣に関しては「獲れません」と言います。これも実際の試験と同じです。他の受講生の方からは「こんなに覚えられないよ~」などの声が聞かれました。
 昼食をはさんで午後の講義に入ります。引き続き鳥獣の判別です。呪文のように30分間鳥獣の名前と「獲れません」を繰り返しました。午前中より皆さんの反応は良くなってきましたが、カモ類になると苦労しているようです。
 次に網・わな猟免許と第一種・第二種銃猟免許に分かれて銃器や網・わなに関する知識について講義がありました。私は両方受験するので第一種銃猟免許の講義を受けたあと個別に網・わな猟免許の講習を受けることになりました。この講義も狩猟読本に沿って説明してくれます。とにかく狩猟読本にチェックした箇所を来週の狩猟免許試験までにひたすら頭に叩き込むということです。
 次に銃器に触っての講義です。もちろん初めて鉄砲に触るわけですから緊張します。実際に試験で使用される上下二連銃と水平二連銃、空気銃、合計4挺が用意されています。まずは銃器の安全点検と分解・結合です。安全点検は銃口内の実包や異物、開閉レバー、安全子、先代の確認です。原点項目も含めながら、親切に教えてくれます。これは落ち着けば何とかなると思います。問題は分解、結合です。分解といっても工具を使っての分解ではありません。先台を外して銃身と銃床の結合部を離してやればいいのです。ここまでは順調に進むでしょう。次に結合させるわけですが、銃身と銃床結合部の連結がなかなかうまくいきません。構造さえしっかり理解すればいいのですが鉄砲に触れるチャンスはこの講習会しかありません。講習の最後にもう一度触らせてもらえるので構造を理解するまでゆっくり触らせてもらいましょう。そのあとは3人横隊で移動する場合の銃器の保持の仕方や、銃器の受け渡し、休憩時の銃器の取り扱い、空気銃の圧縮操作から弾丸の装填、射撃姿勢まで、距離の目測などが行われました。

 以上16:00には全ての日程を終了して解散しました。疲れはしましたが時間をあまり感じさせない講習でした。狩猟免許試験まであと1週間とにかく狩猟読本をしっかり読んで、例題集を解きまくりたいと思います。西興部村までは約3時間のドライブです!

 今回の講習でかかった経費は受講料¥6500でした。

狩猟免許試験

緊張しすぎの実技試験

 狩猟免許試験予備講習会から一週間後7月23日に狩猟免許試験が21名の受験者で網走支庁にて行われました。8:30受付、9:00試験開始です。予備講習会で知り合いになった何人かの人に挨拶をしていよいよ試験です。
 当日必要なものは受験票、筆記用具、軽い運動のできる服装です。係りの方に案内された席には、机の上には受験番号が記入してあります。私は第一種銃猟免許と、網・わな猟免許の両方の番号が用意されています。重複の受験者はどうやら私一人のようです。どのような試験の流れになるか少々不安でしたが、職員の方が試験の始まる前に説明してくれて筆記試験は最初に網・わなの試験を受けてから第一種を受験することになりました。
 試験の内容は予備講習会で習ったことやもらった例題集などがほとんどそのまま出題されました。鳥獣法が14問、猟具に関する知識が6問、鳥獣に関する知識が10問の計30問です。これを90分の試験時間で解きます。30分経過すると退室を許されるのですが、3回も見直しができるほどでした。ほとんどの人が30分経過したら、退室していきましたが、私は第一種が残っています。網・わなの方も同じように30分の時間も持て余すほどでした。
 続いて、適性検査です。運動能力と視力聴力の検査を行います。運動能力の検査は手の平をを開いて閉じて、屈伸運動をして終わりです。知識試験と適性検査の結果はすぐに発表され、もちろん合格でした。同村のM氏も合格です。知識試験では1名が不合格となり、肩を落として、早く帰るのも家族にみっともないのでパチンコをして帰ると言って帰っていきました。
 昼食をはさんで技能試験です。今回も網・わなを受けてから第一種を受けます。網・わなの試験内容は鳥獣の判別、使用できる猟具であるかの判別と猟具の架設です。まずは鳥獣判別、私は趣味でバードウッチングもやるので楽でした。猟具の判別も予備講習で使用されたものと全く同じものが使用されていたので問題はありませんでした。猟具は箱わなを選んだのですが、緊張していたせいか少々手間取りましたが、架設は出来ました。こちらも予備講習で使用したものと全く同じものでした。
 続いて第一種の技能試験です。試験内容は鳥獣の判別、模造散弾銃の点検、分解および結合、装填、射撃姿勢、脱包、団体行動の場合の保持、銃器の受渡し、休憩時の銃器の扱い、模造空気銃の圧縮、装填、射撃姿勢、距離の目測です。まずは鳥獣の判別です。またしてもやってしまいました。「ドバト」を「キジバト」といってしまいました。ドバトは狩猟鳥獣ではありません。銃器の取り扱いについても予備講習と全く同じです。減点事項は銃器を手にしたときに実包異物の有無を確認しない、銃口を人に向ける、用心鉄の中に指を入れる、銃器を粗暴に扱うなどの基本的なことです。結合のときに少々手間取りましたがあとは問題なく終わりました。
 次に距離の目測です。試験官により示された電柱やビルまでの距離が300m、50m、30m、10mのどれに該当するかを答えます。この試験は問題ありません。以上で全ての試験が終わりました。時間は3:30頃でした。結果発表は1週間程度で送付されるそうです。落ち着かない一週間が続きそうです。今回の試験の感想は予備講習なくしては狩猟免許試験は受けられないほど重要ということです。そもそもこのような講習がなければ鉄砲を試験本番で始めて触るわけですから…。

 金曜日になっても通知が来ません。ずいぶん時間がかかるものだと思っていたら、合格通知が届いたのは結局次の週の水曜日でした。たぶん厳正な審査が行われたのでしょう。だんだんとハンターへの道のりが近づいてきました。

教習資格認定承認交付

やっと来ました教習資格

 7月25日、前日興部警察署のK係長から電話があり教習資格の許可が下りたとのこと。早速今日の午後興部警察署に行ってきました。
 いつものように2階にある生活安全課に行くとK係長が「おお来たか!!」と一言。K係長は今日も元気です。少しお話をしていると下で¥2500の証紙を買ってきてくれとのこと。証紙を買って2階に戻ると書類が全部用意されていて、証紙を貼って割り印を押して終了。きちんと猟銃用火薬類等譲渡許可証も用意していただいていました。
 警察署によっては猟銃用火薬類等譲渡許可証の交付にあと2~3日かかるところもあるようです。
 いよいよ鉄砲が撃てます。いろいろ所用があり8月12日にならないと射撃教習が受けられません。待ち遠しいです。

射撃講習

25枚中3枚割れば合格です

8月12日(日)村内のM氏と射撃教習に行ってきました。
 射撃講習とはハンターを目指す私たちが射撃場で教習用の鉄砲を用いて、教習射撃指導員による指導のもと、はじめて鉄砲を撃つことできる教習の事です。西興部村から車で40分ほどの名寄市にある道北射撃場で今回の射撃教習は行われました。携行品は教習資格認定証と受講料、実包です。あと実包を購入するのに猟銃用火薬類譲渡許可証が必要です。
 当日は13:00にM氏と実包購入のため、同市にある後藤銃砲店で待ち合わせをしました。練習用実包50発、試験用実包25発の計75発を3000円で購入。たまたまお店にいた射撃場に向かう方の案内で道北射撃場に向かいます。車で走ること約10分で到着しました。
 13:30早速講義に入ります。鉄砲の取り扱い方についての説明を受けたあと、実際に教習用の鉄砲(今回の教習では自動装填式銃)を用いて実包の装填の方法、構え方について講義を受けます。構え方の練習が大変です。鉄砲は約3kgあり、鉄砲を構えてみて指導員の方に体勢を直してもらっているとこの重みが結構堪えるのです。構え方の練習だけで汗だらだらです。
 いよいよ鉄砲を撃ちます。ものすごく緊張します。試験の内容は私の横にあるクレーの発射台から前方に飛んでゆくクレーを狙って撃ちます。前方に飛んでゆくクレーを撃つわけですからクレーの上下だけを見ればいいので左右に飛ぶクレーを撃つよりは難しくはないようです。合格ラインは25枚中3枚クレーを割ればいいのです。しかしクレーの飛行時間は約2秒、本当に一瞬の判断です。クレーは自分の掛け声に反応して発射されます。いよいよ発砲です。実包を装填し、構え、用心鉄の中に指を入れ、引き金に手をかけて、「はい!」と掛け声を掛け、引き金を引きます。パーン!!何が起きたのかよくわかりませんでしたが思ったより体に受けるショックはありませんでした。一発目は見事に外しました。何度か発砲しますが、なかなか当たりません。指導員の方が前方に立っている棒の5mほど上を狙えば当たるというのですが難しいです。何発か撃ってやっと1枚当たりました。快感です!!結局25発中3枚しかクレーを割ることはできませんでした。M氏に交代です。M氏は5,6枚当てています。ちょっと悔しいです…。私の次のラウンドは6枚。だんだんクレーが見えてくるようになりました。(←本当に!?)約20分ほど休憩を取って試験です。最初の2発を立て続けに外して、焦りましたがその後はコンスタントにクレーを捉えることができました。25枚中9枚クレーを割ることができました。M氏も9枚で合格です。ものすごく疲れましたが、気持ちのよい疲れです。事務所に戻り今回の受講料30400円を支払い教習修了証明書を受け取り18:00頃終了しました。

今回の教習にかかった経費は実包代¥3000、受講料¥30400の計¥33400でした。

鉄砲所持許可申請

8月25日、興部警察署で鉄砲所持許可申請をしてきました。
 昨日のうちに警察署にアポをとり、必要書類を揃えて当日もう一度必要書類がきちんと揃っているかを確認して警察署に伺います。その前に当協会の事務局長にも承諾を得ます。

必要書類
・講習修了書の写し
・教習修了証明書の写し
・射撃教習実施結果証明書
・鉄砲所持許可申請書
・譲渡承諾書
・経歴書
・友人等経歴書
・同居親族書
・写真(2枚)
・印鑑
・申請料(9000円)

 いつものように興部警察署に行き、K係長に挨拶すると早速手続きが始まります。まずは一階で9000円分の北海道収入証紙を購入します。色々世間話をしながら和やかな雰囲気で手続きは進みます。30分程度で申請は終了。10月1日の解禁までにはどうやら間に合うようです。

鉄砲所持許可交付

やっと所持許可下りました

 9月15日に興部警察署のK係長から電話があり「20日に鉄砲の所持許可が交付されるから判子持ってきてくれ~」とのこと。事務局長に警察に行く承諾を受け、前日にK係長にアポをとります。当日は9時に興部警察署に到着し、いつもの生活安全課のK係長のもとへ向かいます。なんとなくいつもより足取りが軽いような気がします。書類に判子を押して、軽い雑談をして無事鉄砲の所持許可が交付されました。
 さてこれからが大変です。西興部にいったん戻り兄から鉄砲を譲り受け、興部警察に銃の確認に行きます。(鉄砲の所持許可が交付されてから3ヶ月以内に銃を購入して、14日以内に警察署で銃の確認をしなければいけません)鉄砲を持っての行動はもちろん初めてなので緊張します。しかしこの緊張はこれから鉄砲を持つ上でとても大切なことだと思います。K係長に取調室のような部屋に案内され、さっそく銃の確認です。銃の確認は所持許可証に記載されている銃番号・銃の全長・銃身長・口径の確認です。10分ほどで確認は終了し、晴れて鉄砲を所持することができました。担当してくださったK係長にお礼を言い興部警察署を後にしました。結局初心者講習会の申込みをした5月2日から5ヶ月と18日が経過してしまいました。
 鉄砲を所持したからといってハンターになれたわけではありません。
 私はまだハンターへの第一歩を踏み出したにすぎないのですから。